カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

テュトワイエとヴヴワイエ

ある人(仮にSさんとしましょう)とはもう20年もお付き合いさせていただいているのですが、昨年後半からお食事を一緒にさせていただく機会が増えました。

 

Sさんは独身で、私よりはお若いですが、バリバリのキャリアウーマンです。

 

でもいつもやわらかな物腰で、このように日々仕事をこなされながら優美でいられるのはすごいと、会うたびにビックリします。

 

またお知り合いの数もそうそうたるもので、ご人脈の多さにも感服します。

 

いつも多くのお友達と会食され、私のような交友関係の狭い人間に

多くの方々を紹介してくださいます。

 

女性だけでなく、多くの男性にも人気があり、男友達も多いようです。

 

 

ただ、その中に1人、この方は特別ではないかと思える人がいました。

 

少し年齢が上の方のようですが、ヴヴワイエではなく、テュトワイエで話していました。

 

最初は雰囲気から、そうではないかと思っていたのですが、

 

最近はお話の内容から、おそらくそうなのだと確信しました。

 

 

前の職場、たとえば秘書とかも和尚に対して明らかにテュトワイエだったので

仕事場では少々というかかなり、異様な感じでした。

 

 

オフィスというよりは、家族経営の商店かなにかに勤めているような雰囲気でした。

 

 

それで、プライベートな関係がある人には、テュトワイエを使う女性がいるのだと認識したのです。

 

 

が、私はたとえプライベートな関係があったとしても、言葉使いまで変えてしまうことはまず思いつきません。

 

一般的、社会的に目上の人であれば、そのまま敬語で話し続けます。

 

 

でも先日、行きつけのお店に歳の差カップルがいて、その人たちのことを

「敬語で話しているから不思議なのよ」

と、Sさんが言われていたので、

 

「ああ、Sさんには、そちらの方が不思議なのだ」

と、思いました。

 

でも確かに、男女の関係になってしまえば、本来は平等です。

 

だからテュトワイエが妥当なのかもしれません。

 

彼女のご両親も、そうだったのでしょう。

 

考えてみれば、私の両親も12歳差でしたが、テュトワイエでした。

 

それに特に違和感を感じたことはありませんでした、それしか知りませんでしたし。

 

 

でも私は、元夫に対しても、外で付き合った人に対しても

もともとは上司や取引先など社会的に目上であったため、後々までヴヴワイエを使っていました。

 

 

元夫はそれで自分の方が人間的に上だとカン違いし、このような体たらくになりました(笑)

 

私が調教をミスったのだと思います(笑)

 

 

やさしくされたり、笑わされたりしたら自分が上と思うような人間は

もともとろくでもない人間です(笑)

 

 

Sさんとその相手の方の間には、どこか夫婦のような空気がありました。

 

 

何もお尋ねする気はありませんが・・

 

少し、うらやましい雰囲気でした。

 

 

私には、つきあいをする才覚というものがなかったのでしょう。

 

 

ずっとこうして1人で、静かにものを見ていければいいなと思います。