カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

夏越の大祓

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昨日は、すごい湿気でございました。今日もだけど。

夏越の大祓、デビューでございますよ♪

なんとなく今年は思い立って、受けることにしたのでした。
一年も半分過ぎたころ、これから夏を迎え後半の馬力が必要な時に、
祓うものは祓っていただいてしきり直しをするというのは、理にも適っていると思えます。

今日はやろうと思ったこと、みんなやっちゃうよ!と
気合を入れ、前日の岩盤ヨガで筋肉痛になった体にムチ入れ臨んだのでした。



まず、鎌倉は建長寺へ。

こちらは中学生のころ、少々お世話になりまして、
そのご恩返しもご挨拶もなにもせず来てしまいましたので
心を決めてご挨拶&報告に。

入ると、なんか円覚寺に造りがそっくりだ・・
建物の感じといい、配置といい・・

こないだ来たの、円覚寺だったよね? 建長寺じゃなかったよね?
と自問自答しつつ、まあ鎌倉の禅寺だからそういうこともあろう(?)と
お参りを終えました。


スッキリしたぞー!!



次は、もう1年以上も行ってなかった海辺の大好きなレストラン『マーロウ』へ。
ここは、「いついけるかな~、今月はダメだったけど来月ころかな~?」と
いつも指標にしている場所なのでございます。
1年に2回は行きたいけど、ここ1年はそう繰り返しながら過ぎてしまいました。

アワビのシーズンも、きなこプリンのシーズンも終わっちゃったんだね・・
ま、アワビなんか高くてムリだけどさ・・


でも今は、タコのシーズンでございます!!
パスタはタコのトマトソースにすぐ決められたのですが、
サラダはどうしよう・・
地魚のおさしみのサラダは、猛烈においしいんですけど
量がハンパじゃございません。

で、三浦半島で採れた地野菜のバーニャカウダがいいかと思ったんですが、
量がその上を行くサイズだそうで・・複数で来たら、是非トライしてみたいです。

で、小さい方のサラダつきセットにしました。
でも小さくても、地野菜は豊富、ドレッシングも同じ、充分でございます。
地のかぶ、生で種ごと食べられるカボチャ、スーヨー、さらにここにもタコが入っています。

かりっと前歯でやると、ぶしいっ!とまわり全体に汁が(汗)
それでぷちっと切れて、もうお上品に食べるのはヤメ。
うま過ぎて、永遠に食べつづけたい味でございます。


ほどなくしてタコのパスタが。
上に生のフェンネルが乗っかっております。
上の黄色いのは、なんだったんだろう・・わからなかったけどとにかく旨い(笑)。

タコはくちゃっとしているのではなくて、ぱりっとさくっと歯切れがいいのでございます。
地ダコは500グラム1000円でお持ち帰りができます。
2匹で1600円でした。

うちに帰ってキューリをやや厚めに切り、ワカメと酢であえました。
あえる前にタコをつまみぐい。ちょー美味!
そして、お知り合いのブロガーさんのレシピを参考にさせていただき、
チクワを入れてみましたよ♪

こここれは、とれびあーんでございます!
歯触りを楽しめる一品となりました。
シソ入りチクワを使ってみましたが、味のバランスも悪くありませんでした。

とうぶんタコがあるので、エダ豆とあえたり
トマト煮こみにも挑戦したいと思いました。


話を戻しますが、パスタもサラダも食べている間は
頭の中に「うまい」の文字しかなし。
「うまい」「うまい」「うまままままま・・!」

やがてごわーっ!!と幸福感があふれてくるのでございます。
どんな幸せ物質を入れて調理をしているのだろうと
不思議になります。

ぷりっとしたタコちゃん、三浦のお野菜さん、作ってくれた人、
この恵をもたらしてくれた方々、すべてに感謝します。
ありがとおおおおお!

そして、この後、なんだかちょっぴり悲しくなるのです。



デザートはフレッシュクリームのプリンにマンゴープリン、まくわうりと
ルバーブのおひたし(!?)にブルーベリーのコンポート、梅酒ゼリー添え。
あまりのうまさに、つい刹那を感じてしまいました(ほんとかよ・・いや、でもマジで)。

さらに、サービスでスペインのお菓子「ポルポローネ」をつけてくれました。
ほろほろさくさくの口当たりで、軽いお菓子のようですが
シナモンとナッツの味わいが、ずっしり残ります。

飲み物はホットゆずで。このポットサービスに腹割れる。

ここにいる間、わたしは幸福なぶたちゃんになって
ぶひぶひ美食を貪ります。

裏には陶器や家具を扱うクラフトショップがあるので
必ず寄るのですが、この日はバーゲンでごったがえしていたので
何も買わず引き上げました。


そのあと海岸へ。


水がきれいでした。

しばらく砂浜にすわり、腹ごなししつつぼんやり。
海はいつもの通り水蒸気でけぶっています。
砂もまだ湿っています。が、空気は、鎌倉ほど湿気ていません。

やはりいつも通り犬が近づいて、くんくん嗅ぎ、そしてまた去って行きました。

じっとしていると、浜のあちこちで、砂が動きます。
虫かと思うと、そういうわけではないようです。
風はわずかでしたが、それに砂が動いて、砂浜はすこしずつ形を変えているのです。

なにも起きていないようで、少しづつ少しづつ、変わっているのです。

貝やふじつぼ、その他の生き物が海にはぐくまれ、やがて朽ちていく。
何かダイナミックな動きの中にいるような気がしました。
私はまた、少し悲しくなりました。

でも、すっきりしたっっ!



さて、また鎌倉に戻ります。
3時から大祓式があるのです。

枕草紙にそのことがよく書かれていたので、一度受けてみたいと思っていました。
いや、原文は読めないから橋本治センセイの桃尻語訳で(笑)。

外国人ほか多くの観光客の眺める中、『大祓詞』を読み、両肩に紙ふぶきをかけ、形代で体をなぞって息を吹きかけました。
大祓詞』は、「高天原に神留り坐す」から始まることばで、
私は中身をあまり理解していませんが、古事記の一文ですよね?
内容的にも音的にもかなりおもしろいもののような気がしました。
そして日本の神様についての感覚が、自分の中で少し変わった気がします。

自分は日本人なのだなと思いましたが、なんだか不思議でした。

茅の輪を3回もくぐるので、なぜそうするのだろうと思いました。



私が生まれる前に祖父母は亡く、唯一の祖父とも接点はなかったので
私はほとんど日本の伝統行事やしきたり、ならわしなどに無縁に育ちました。

日本の伝統に親しんだのは、自らの美的な嗅覚からでした。
日本文化への興味と理解は、外人のそれと変わらないと思います。
核家族で都会に暮らす中には、そういう人が多いのかもしれません。

これで、3重にスッキリでございます!
なんだか、充実の半年だったような気になってまいりました。
やっぱり、行ってよかったです♪