いや、頭髪のことではなくて・・(笑)
先日、呼び出し音が鳴ると、モニターに知らないおじいさんが映っていた。
なんとなくめんどくさいかなと思って、呼び出しに応じなかった。
その後諸用で下に降りると、一通のメッセージがポストにあった。
さっきの人だ。
年金事務所から委託で来たらしい。
連絡しなければずっと待っているような気がしたので、あきらめて
連絡先に電話した。
果たして約束時間に現れたその人は、輝くようなおじいさんだった。
年の頃はどう見ても80を越えている。
小さいけれども、笑顔を振りまくたび、光があたりに漏れるようなのだ。
いでたちはこざっぱりとして、古風な白いシャツに白いパンツだけれど
森から来た妖精のようだ。
よくここまでその純粋な雰囲気が保たれたままに生き延びたと感心する。
実直に仕事を続けて来られた方のようだが
どのように日々過ごしてきたのだろう。
私はその無邪気な笑顔に、トトロを見たサツキのようにびっくりし
娘と目を見合わせてしまった。
そしてまじめに応対しながら
終始笑いをこらえていた。
結局後日出すはずだった書類は一気に出来上がって
おかげで手間が省けた。
ジブリ映画に出てきそうだけれど、
意外ながらジブリ映画にはこういうおじいさんは登場しないね・・
かわいくて強い女の子と、元気で強いおばさんと
やさしくてかわいいおばあさん。
ぱやお監督は、女性に圧倒されているのかな・・。
こういうおじいさんもいるんだね・・妖怪に近いのかな。
また、自分の老人観が変わった。