カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

コーヒーは美味しい、でも

このたび「カフェ・喫茶店」書庫を作りました。
 
その一作目なのにナンですが、今日はちと辛口の記事になるかと思います。
辛口ってか、例によってぼやき、かもしれませんけど。
 

4年ほど通った喫茶店があった。
 
自分で見つけた店ではなく、友人が見つけた店だった。
 
通ったと言っても年に3~4回程度で、行きつけというほどのことはなかったのかもしれないが
 
あちこち探し歩いてはカフェに入っている自分にとって、比較的多い回数ではあった。
 
また私としては特定の店と仲良くなるのはあまり得意ではなく、
どちらかというと放っておいて欲しいタイプなので
 
敢えて行きつけというのを作らないでおいた。
 
 
何年か前、大好きだった店で、店員さんも顔を覚えてくれ
嬉しくもあったのだが
 
なんとなく居づらくなって、職場の引っ越しもあって行かなくなってしまった店もある。
 
 
そもそも印象の薄い自分であると思っているので
お店の人も私のことなど覚えないだろうと思い、いろいろな店に入っているのだが
 
あるブロガーさんから
「飲食店の人は基本、一度来たお客さんのことはたいてい覚えていますよ」
と聞き、意外な感じがした。
 
そんなものだろうか。
 
つまりほとんどの店は、知っていても敢えて知らん顔をしてくれているということになる。
 
あまり煙たそうに見られてもイヤだが
放っておいていただけるとありがたい。
 
 
 
で、先の店。
 
ある意味居心地の良い部分はあり、またコーヒーは大変に美味しかった。
 
いろいろあって、そのお店の人は私を覚えてくれたのはいいが
 
その人はどうも、あらいざらい話してしまうタイプのようで
 
その人個人のことや、他のお客さんのことなど、
さらには私のあまり話して欲しくないことなども他の人に言ったりしてしまっていた。
 
 
そこで行かなくなれば良かったのだが、少し義理を感じていたこともあり、
しばし休んではのらりくらりと通い続けていた。
 
で、今回ある事件が起きた。
 
共通の友人について、その人がもらした一言で、
もうこの店に通うことは無理だと感じた。
 
 
もう義理を感じる必要もないし、お互いに会う必要がないのだと思えた。
 
 
カフェや喫茶店は、何かから解放されるために行くわけだから
特に私の場合、雲隠れ(の必要はないかもしれないが)するためだから
 
店の人のしがらみに取り込まれたくないというのは当然だろうと思う。
 
その店が癒しでオアシスと言っている人もいることから見ると
自分にそれを許してしまう雰囲気や、境界線の甘さ、という問題があるのかもしれないけれど
 
 
そこまで考えなくても、なんとなく通う時期は終わったように感じる。
 
 
で、別の店。
 
原宿の裏通りにある、穴場とも言える店。
 
 
この店には初めて入った。
 
 
13年前からたまに来ていたある店の近くだったが、入ったことはなかった。
 
かなり満腹状態だったのでケーキ類は頼まず、この店のオリジナルブレンドを頼んだ。
 
コーヒーは大変美味かった。
 
しかし、ここで買ったお土産のクッキーを家で食べてみると
 
おそらく油でなくて小麦に、独特の匂いがあった。
 
 
こういう匂いのする小麦を使ったパン屋さんがたまにある。
 
どういう小麦なのかわからないが、もちろんその店のパンはすべて同じ匂いになってしまっている。
 
湿っぽいような匂いなので、古いのだろうか?
値段は一袋5枚入りで250円と安いので、断定はできないがそういうことかもしれない。
 
見た目には美味しそうで、包装も綺麗。
チョコレートやチーズ味のものは、別の匂いが付加されているので気づきにくくなるが、やはり同じ匂いがついている。
 
 
店主はずっと何かの材料を混ぜ続けているので、店で焼いているように見える。
 
ということはおそらくケーキ類も同じなのだろう。
 
ずっと同じ中にいれば、この匂いに気づくこともあるまい。
 
 
コーヒーはとびきり美味しいだけに、なんとも残念な2店である。
 
しかし基本歩いて見つけて飛び込むといったやり方だと、
どうしてもいくつか残念な経験は出てくる。
 
もちろん食べログなどを参考にすることもあるが
それをしたとしても、相性が合うかどうかは実際に入ってみなければわからない。
 
また勤め人の経験がある人がほとんどだろうが、
基本カフェの経営者は個人事業主なので、自分のスタイルがハッキリしている分、一国一城の主でもあるので、合う合わないもハッキリしてくる。
 
 
というわけで、これからも自分はノマドであり続けると思う。

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