昨日、中華街に出かけた。
石川町の駅を出て、元町を通り
川を渡っていると、友人に電話が来たので
橋の上で立ち止まった。
上は高速が渡り、日本橋の上に首都高が通るように
川は影の中に閉じ込められて暗いので
横浜駅近くの帷子川や
隅田川に至る水路のようにどうせ汚れていると思って、眺めることもなかった。
この日も、いて楽しいところではないので、元町商店街のベンチに戻ろうか迷っていると
影の中に影が動くのを見た。
2匹の魚だった。
鯉のような。
よく見ると魚の周囲は底が見えるくらい澄んでいるのだ。
さらに脇を通る小さい魚の群れ。
意外に感じて見回すと、明らかに隅田川に注ぐ水路とは違う。
そういえばみなとみらい周囲の海は、大抵底も見えるのだった。
こんなにきれいになっていたとは。
私の小学生時代とは見違えるようだ。
水処理技術の向上に負うところが多いだろうが
人知れず浄化に励む人も、いるかもしれない。
まだ捨てたものじゃない。
オクトーバーフェストのビールの高さには閉口するが
なんとか首都圏の川にきれいになってもらいたい。
上は中華街「大新園」の五目焼きそば。
ところでこの日一緒だった友人は東京の人で、中華街の肉まんが甘いと言っていた。
それで都内の人が中華街より都内の中華が美味いと言う理由がわかった。
私はこの味で育っているから、都内の人の感覚がわからなかった。
甘いと言っても、静岡のようにベタベタに甘くはないと思っていたが、
海沿いの甘やかされた身には馴染む味なのかもしれない。