カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

悪夢について

さて、先日の呪い講座の際、同じ人物の夢をよく見る件について
講師に質問してみた。
 
すると、たくさん夢を見る質であるなら、貧血が関係しているかもしれないので、東洋医学で言う「血(けつ)」を増やすよう、黒ごまやクコを取り入れるといいということであった。
 
たしかやはり東洋医学に明るい他の友人もそのようなことを言っていて、それは必ずしも血が足りないというのではなく、体を巡るある種の気の勢いが欠けている、というように説明していた。
 
確かに私は夢をたくさん見る方だったし、当時は貧血もしていた。
 
でも増血剤(鉄剤)をほぼ10年にわたって飲んで貧血が解消された際、夢が少なくなったかというと、あまりそういう感じもなかったし
 
特定の人の夢を見なくなったかと言うと、そういうわけでもない。
 
 
黒ごまを毎日小さじ1杯ずつ、3ヶ月食べてもその人の夢は見ていた。
 
3ヶ月くらいでは変わらないのかもしれないが。
 
 
ただ眠るにもエネルギーというか、体力は必要らしく、
エネルギーが少ないと眠れないらしい。
 
それはウツのようにエネルギーが枯渇した際は眠れなくなるということからもわかる。
 
私もウツの時は寝つきが悪かったし(というより幼少時から寝つきは悪い)
明け方4時くらいに目が覚めて不安になったり、押さえつけてきた感情が噴出したりしていた。
 
オーラソーマでもエナジーボトルのように赤いボトルを使うと、エネルギーが増えて夜に眠れなくなることがあると言われているが、
 
逆にものすごく眠くなり、爆睡してしまうこともある。
 
 
若いうちの方がよく眠れるというのも、そういうことらしい。
 
 
 
で、夢だが、明け方の夢は鮮明だ。
 
バンパイア(元夫)は、最近ほとんど私の夢には現れないのだが
以前毎日のように出てきていた時は、たいてい明け方だった。
 
 
実際4時頃になると、元夫発信のとぐろを巻いたような抑圧された感情が出てきてあたり一帯の雰囲気を変えるので、それが私の中に夢となって現れていたのではないかと思う。
 
おそらく明け方の夢に現れる人物は、意識をこちらによこしているのだと思う。
 
3~4ヶ月に一度くらいの割合で現れるアメリカ在住の親友は、たいてい同じころに私のことを考えてくれていたと言う。
 
別の友人は、ちょうどお祭りの日(私はそうであることを知らなかったけれど)に、はっぴを着て現れた。
 
そして22年つきあいのある某氏も、会う間隔が長くなると出てくる。
 
そこで、某氏の素顔を知った。
 
 
普段はフレンドリーだけれど、それは化けているのだ。
もっと荒っぽく、素っ気なく、我欲しかないことがわかってしまった。
 
 
元夫が出てきた時は、ケンカをしていることが多かった。
 
どちらかが怒鳴っている。
 
その感情は真実なのだ。
 
私はそれが最初、自分の真実の感情が出ているのだと思っていたが
必ずしもそうではなく、元夫の深いところにある感情を肩代わりして出しているように思え始めた。
 
 
それを確信したのは、娘の夢に元夫が出てくる時、娘が必ず怒っていると聞いた時だ。
 
娘は基本、実生活では元夫(彼女の父親)に対してことばを荒げることはほとんどない。
 
 
しかし先々月頃か? 娘の夢にも時々出てきて、
「普段別に怒ることはないけど、夢では父さんに怒っている」
と聞いた。
 
そして、自分が怒っていることに違和感を覚えていたという。
 
人の感情を肩代わりしている、夢の中に出てくる人の感情を代わりに表出していると感じたのは、別の機会にもあった。
 
 
私の夢には知らない人が出てくることも多いが、そのうちの一人は
借家住まいだった時、おそらく私が借りる前にその場所を借りていた人だ。
 
その場所に住み始めて、最初のうちはそうでもなかったが、6~7年経ったころだろうか、少し違和感を覚え始めた。
 
その際、当時勤めていた寺の専務に相談して、言われたとおりやってみたところ、ある日夢をみたのだ。
 
 
以前書いたことがあるかもしれないが、知らない年配女性が出てきて、その部屋の違和感を感じていた場所に立っていた。
 
私はなぜか知らないけれど号泣していて、女性は
「ただ娘たちが心配だったんです」
と言った。
 
奥の方にお嬢さんらしい人が立っていた。
 
当時実際に何が起きていたのかはわからなかったけれど、その女性の思いだけは理解できた気がした。
 
 
また他にも、知らない人が出てきて、私はおそらくその人の代わりに泣いているということがあった。
 
ただ私のチューニングがその人々に合ってしまって、感情を拾っているのだと思えた。
 
 
 
明け方の夢はそんなで、感情が出てくる、と言う感じだ。
 
 
これが、夜中2時ころの夢だと、うなされて起きる、みたいなことが多い。
 
 
たいてい寝相は頭の下に両手のひらがある、ような感じで、後頭部が圧迫されているせいなのかと思ったりする。
 
そしてものすごくリアルな感情を伴っている。
 
 
で、バンプリズムがあるとよく現れると言われる、まぶたのうらに見えるうずまきがぐるぐると激しく巻いている。
 
 
この渦巻きは確かに元夫のバンプリズムが今より激しかった時、明け方に起きるとよく見えていたが、その真夜中の悪夢の後にはより激しくなって見える。
 
 
外からの働きかけによるものなのか、自分の抑圧された何かなのか、わからないけれど
 
 
内容からすると、自分の深層から来ていることが多いように思える。
 
 
それにしても娘が、ほぼ毎日見るのは悪夢だと言う。
 
 
若いうちはわりと自分の本当の思いがどんなものか、あまり振り返ることはない気もするので、抑圧に気づかず見るということはあるだろう。
 
だからと言って歳をとれば自分がよくわかるようになると、かならずしも言えない部分はあるが、若い時よりは無理をしないから、多少は自己に忠実である気がする。
 
どちらにしろ、気をつけていなければ、自分を知ることは難しいとも思う。
 
 
で、その娘の夢だが、大学のサークル合宿に行った際。
 
夜の飲み会でワイン3杯を食らって早々に酔いつぶれてしまった。
 
しばらく先輩の膝枕で寝入っていたが、申し訳ないので先に部屋に戻り、
ひとり布団にもぐり込んだという。
 
 
と、すさまじい形相の何者かがその場にいきなり現れ、
太刀をかざすと、娘に斬りかかったという。
 
 
娘は「やられた!」と思う間もなく、絶命。
 
そこで目が覚めたが、夢の中と娘のその時いた部屋の様子が
寸分違わなかったという。
 
場所がそのまんまだし、
その太刀の入った感じといい、絶命した感覚がリアル過ぎて
夢と片付けることが難しかったらしい。
 
 
これだけならまだしも、娘はほとんど毎日のように殺される夢ばかり見ていたそうだ。
 
今はどうなのかわからないが、いずれにしてもさすがに毎日は異常な気がする。
 
何かあるのかと思わないわけにいかなくなる。
 
 
たまに大きい変わり目の時に、人が死ぬ夢をみたり
また身の危険を感じるような内容はあるが
さすがに自分が実際に殺される夢はない。
 
 
先の合宿所は山中湖だったので、そこではありえる話かなとは思うが。
 
私は山中湖に行って、正直良かったと思ったことがない。
 
 
いずれにしても夢では意識の領域が寝ている分、本当の感情や相手の人となりなど
真実がわかる気がする。