先日、初めて『表参道ヒルズ』に行ったのでございます。
もう、できてから3年は経つのかな??
母親は、新しいビルができて一週間以内には行くというミーハーですが、
わたしはつい混んでいると尻込みし、「空いてから行けばいーや」と
行かぬまま何年も過ぎていくのでございます。
『表参道ヒルズ』は、原宿の同潤会アパート跡地にできた商業施設。
設計段階で、設計者安藤忠雄氏の展覧会があり、そこでは見てた。
同潤会アパートの一部が残されるということだったので、期待してた。
実は私、同潤会アパートのファンなのでござった。
横浜のは見てないけど、東京にあったものについては
1つ虎ノ門アパートを除いて、すべて現場にチェックに行った。
でも流れに負けて、古い姿を見られなかった場所も多々。
一つ一つ姿を消していくのは寂しかったけれど、
原宿のアパートが唯一、一部に当時の姿を残してくれるということで、救われる気分だった。
今でも唯一東上野アパートは、ちゃんと人が住んで
大正時代の姿のまま稼動中。
よそ者は残して欲しいって勝手に思うけど、
住んでいる人、メンテナンスしてる人は大変だよね。
でも一応私も、築30~40年のアパートに40年間住みつづけた人間だから、
ワガママを言う資格はあると思ってる、勝手に。
(まあ、維持はほとんど自分ではなにもせず、公団がずっとやっててくれたんだけど(^_^;))
で、果たしてその姿は。
感動でした(T_T)。
なんだか、本当にほっとした。
長いこといた古巣に、帰ってきた気分。
商業施設部分があまりにきれいで、
売られているものも自分の手にとどかないようなものだったから、
その部分を見た時、余計になごんだ。
モジュールは昔のまま。
本当にそのままを補修しただけなのか、
完全復刻したのかイマイチわからなかったけど、
この古さは一朝一夕に出せるもんじゃないし・・
これからも、大事にしていきたい建物です。
こんな感じで、古い建物が残ってくれたらいいのに。
安藤忠雄さん、GJです。