カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

時の流れ

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近所にレトロ風なカフェができていたが、入れず仕舞いにいた。

ある日ちょっとお昼を食べ損ねたので、何かないかと入ってみる。


が、純正な?喫茶店で、ケーキとトーストくらいまではあったが
パスタとかカレーとかいったものはなかった。



食事はあきらめて、アイスカフェオレ的なものを頼む。

確か、水出しコーヒーで作っていた・・と思った。



これがえらく大当たり。大変ウマかった。

手作りのガナッシュもついていて、そちらもうまかった。


お店の中は『昭和堂』というだけあって、当時の映画ポスターやおもちゃ、看板などで
壁面が装飾されている。

モニターに映るのも、当時の映像。


それらを見ていると、少し上の年代かな・・と思う。

私の時代は、ウルトラマン仮面ライダー「神」で、他に藤子ものとか手塚先生のものとか
マンガやアニメにどっぷりですから・・


古時計が3回大きな音で鳴る。


最近こうした喫茶店ばかりに入っているので、この大きな音にもわりと驚かなくなってきた。


と、小さい本棚が。


三丁目の夕日」の西岸良平とか、昭和っぽい作品が置かれている。

そこに、ちょっと以前から気になっていた名前があった。


もしや、知り合いかと思ったのだ。


手にしてみると、はたしてその人であった。


一時期、短い間だが、一緒に仕事をしたことがある。


その人の奥さんは、某マンガ家(A氏とします)のチーフアシスタントで、ゴッドハンドと呼ばれていた。

某・超メジャーマンガ家(B氏)のアシスタントも務めている。


私はA氏の下っ端アシスタントだった。

A氏とB氏は同じ大学出身のマンガ家さんで、親友だった。


先の本棚にあったマンガ家さん(C氏)は、当時ゴッドハンドさんとつきあっていた関係で
忙しくなるとA氏宅に手伝いに来ていた。


真夜中眠くなると、描きながら皆でしりとりなどをした。

みな、若かった。


その彼がメジャーになったのだ。

当時も雑誌に描いてはいたが、「ガロ」とかで
ツウだな~というイメージだった。

おおむね、作風などは、当時と変わっていなかった。


マンガの間にはさんだ話に、奥さんの様子などもうかがえた。
奥さんと思しき顔なども描かれていた。


時の流れを感じた。


私は、相変わらずである。


またこの店に来るかどうかはわからない。