カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

ジャッジと自責

年始早々、家で13年半飼っていたウサギが死んだ。

家族揃って看取ってやることができたのはよかった。


兆候は秋口からあったのに
私は受け入れることができず


見て見ぬふりをしてしまい


結局手遅れとなって


最も避けたい事態を招いてしまった。



8年前に不妊手術をして

その際にウサギが持つ恐れのある


エンセファリトゾーンという寄生虫の検査もしたところ陽性だった。


その影響が出ると脳炎を発症し

生命の危険があるので

対応は緊急にしなければならないということだった。



脳炎の最初の段階として斜頚(首が傾くこと)があるのだが


このウサギはそれを死ぬまで隠そうとした。



壁についた無数の涙の跡


その意味を立ち止まって考えればわかったはずなのに



白内障の右目と左目の見え方が違うから


右手がソアホック(潰瘍)で痛んでうまく利かないからと



勝手な理由をつけて見過ごしていた。


行きつけの獣医さんが出した書籍をよく見ればわかったはずなのに


斜頚と判断できずにいた。



ウサギは左にゆるく回る首を

自力でいつもの位置に戻し続けていた。



その強さに

私は甘えてしまった。



昨年は人との交流が盛んで忙しく

ついかまけてしまった。



ベット専用の葬儀場で
お骨を拾う職員の方が



「ペットは人の厄を持っていってしまう」
と言ったけれど


その通りだと思う。


9月にはだいぶ体重が落ちていて

その時にはすでに来ていたのかもしれない。


夏の大きいイベントを

二つ終えた直後だった。



秋口に

一昨年白内障が出てから


ずいぶん急に衰えるものだなと思っていた。



白内障もエンセファリトゾーンと無関係とは言えないようで


そう考えると


徐々に来ていた気もする。



最後のウサギからのメッセージは


「ジャッジして自分を責めないで」

「だれも間違っていなくて
だれも悪くない」


のように受けとめた。



大切なことは



そこにありあまる愛と豊かさがあったこと


それを受け取ること


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