カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

タイム・トラベラー

日展示に二人の方が来てくださった。
 
お昼に来てくださった方と少しお話しする時間があったのだが
 
「宇宙空間で電子と電子だかがぶつかった際、何か粒子が発生し、それがすぐに消える」
という話を伺った。
 
エネルギー保存の法則的に消滅することは考えられないから、どこか別の空間にそれが飛んでいる可能性があるそうだ。
 
ワープの可能性もあるらしく、行方を知るための実験などが行なわれているらしい。
 
 
ワープ、反物質エンジン、亜空間飛行、などなど・・
 
昔、SFサンライズのアニメなどで聞いたフレーズである。
 
 
ああいったことが、荒唐無稽な話ではなかったのだと思えて、なんだかワクワクしてくる。
 
 
この宇宙内、今はわからないことだらけでも
いつかすべてがわかる日がくるのかもしれない。
 
 
ただ数式に乗らないだけ・・それで「ないこと」にされるのは、それこそ非論理的であるといえるのではないだろうか。
 
 
すべて、宇宙の現象の中、ビッグバンの中におさまることのはずなのだから。
 
 
SFもおばけ話も、質的には変わらない。
 
架空の話を、かたや論理などをまぜて三次元的感覚で納得できるように作っているのだから。
 
論理があるかないか・・それも現在の時点で論理にのっとっているとされているだけで、化け話だって別の論理に乗っているのかもしれない。
 
 
 
先日、「スピリチュアル」な切り口で2014年に知り合った人と話す機会があった。
 
 
彼女はオーラソーマを職業としてやっている。
心理学で大学院を卒業し、医療現場で働いていた。
 
論理的な考えを持った人で、頭のいい人だ。
 
しかしスピリチュアルな観点でも、否定せず話をしていた。
 
 
偶然見た数字、生物などからも様々な意味を見いだせる人だった。
 
しかし昨年、急にスピリチュアルなことから離れると言い始めた。
 
 
そして霊的なもの、チャネリングや二元化について、強い反感を示していた。
 
 
もしかしたらホリスティックなヒーリングを目指す彼女は当初から霊的な話やチャネリングについては興味がなかったのかもしれず、私が誤解していただけなのかもしれないが
 
オーラソーマの講座でもアストラル体エーテル体に対する作用について質問していたので、魂的な観点も含めたヒーリングを考えているものだとばかり思っていた。
 
オーラソーマでは前世的なことにも話が及ぶし、必ずしも肉体と感情や精神だけのヒーリングを目指していると思っていなかった。
 
オーラソーマの創業者はチャネリングが大嫌いだったと彼女から聞いたが
 
 
アプローチの仕方がちがうだけで、どちらも霊的な部分まで含めたヒーリングを行っているのだと私は思っていた。
そしてクライアントの立場からすれば、どのような方法であっても結果的に状況が改善すればいいことだと思う。
 
 
だから彼女がどこからを霊的な話として線を引いているのか、よくわからないのだが、
 
私が先日チャネラーとのセッションを受けて事実を知り、状況が改善されたことについて拒否反応を起こしていたように見えた。
 
 
また、「霊的な次元に意識を向けているから、その方面に問題が生まれる」
という言い方もしていた。
フォーカスした方向に道が開けてくる、という考え方ですね。
 
 
しかし、どの人間がどれだけ否定しようと、魂は存在し、
一人の人にアストラル体エーテル体、コーザル体という部分があることは動かし難く、
 
それがフォーカスしようとしまいとなくなることはない。
 
また、その中に自分の前世の記憶を積んでいるが故にいまここに転生している。
 
つまり、その内部に生まれるべき理由がなければ生まれることはない。
 
 
やり残したことを持っているから転生してくるわけである。
 
 
一人の人間の中に、今までの記憶がたくさん書き込まれた場所があり
今回の生をどのように進めるかという計画書みたいな部分もある。
 
 
それらの情報がまとまったものが人間である。
 
また肉体的には古代からの情報なども記載されているわけだから
 
 
人は現在に生きながら、たくさんの時代を同時に生きている存在なのである。
 
霊的な情報、またちまたのおばけ話というのも、過去において事実だった情報である。
過去の時点では、単なる三次元的情報だった。
 
たとえばある交差点で事故の様子などがまぼろしとして見える際、それは過去の時点ではその時の三次元的情報でしかない。
 
それがなんらかのエネルギーとして残って、後世に影響しているわけである。
 
 
同様に先祖がどのように生きたかという記憶は、一人の人間の肉体的特徴などに残っていると思われる。
 
それは先祖の因縁とか霊話めいたものではなく、やはり単なる情報である。
 
その情報の集合体が、いまここに生きる私、人間といった形になっている。
 
 
 
こう見ると、どこにも不思議な話というのはなく、ただ必然であると思えてくる。
 
 
先日わかった私と夫の家系のからみについても
 
夫の家系の過去の情報が見えるだけである。
 
そこにどのように私のエネルギーが取り込まれていったのか、という流れが見えるだけで
 
そこに渦巻く感情的なものはおどろおどろしいが
それを現在のもの、としてみれば、ただの人間ドラマがみえるだけである。
 
人が霊体になると、その時系列がざっとすべて見渡せるようで
それをしているのがチャネラーである。
 
 
彼らはいま肉体を持ちながらもそれができるので特殊能力のように思われているが
 
実際はどの人間も死んで霊体になれば普通に見えることである。
 
 
つまりチャネラーは、自分の肉体から出たり入ったりして、霊体の目でそれらを見ていると思われる。
 
 
その過去の一コマにアクセスできるのは確かに特殊能力のように思えるが
 
それらを植物や鉱物の力によって行うのがオーラソーマであり
媒体が違うだけであると思える。(細かいことに関して言えば違うのかもしれないが、概ねそういったことのように私には見える。)
 
オーラソーマにはボトルを作る際、そうしたエキスに加えエナジャイズというエネルギーを加味する操作が行われるらしいが
 
「エネルギーを動かす」という点においてはチャネラーもエナジャイザーもさして変わらないように思えるし、どちらも特殊能力といえるし言えないかもしれない。
 
 
そういった方法の好き嫌いはあるだろうが、どちらがスピリチュアルでどちらがそうでない、という議論は無意味な気がする。
 
 
どちらにしろ重要なのは人間がそうした多くの切り口、情報を束ねた存在であって、さまざまな時代、場所を同時に生きている多層的な存在、ということである。
 
つまりパラレルワールドが存在し、それらを自在に行き来するのが人間なわけである。
 
いま、ここにいながら、西洋の陶器と日本の陶器を前にして
日本の陶器にわびさびを瞬時に感じることができるのは、縄文の記憶が私たち一人一人に情報として入っているからである。
 
 
もちろんいい情報ばかりではなく、そこには書き換えたいものも入っているに違いないが
 
それらはチャネラーでもなんでも頼って書き換えればいいだけである。
 
 
そうすれば軽やかに多くの時代を行き来することができるようになる。
 
 
荒唐無稽なようだが
 
SFもおばけ話も同じビックバンという源、神と言い換えてもいいが
そこから発生したもの
 
いつか不思議ではなくなり、納得できる時が来る。
 
 
すべての人は、タイム・トラベラー
 
 
そう納得できた時間だった。