和尚も最近本業があまり芳しくないもんだから、
昔取った杵柄である、占いを始めたのね。
ま、その占いをして、うまく本業の祈祷に持ちこもうって算段なんだけどさ・・
前回のファイルってのは、大手占い会社のものだったわけね。
占い好きの人なら、「四柱推命」で安価なら、来る可能性があるからね。
占いの種類にこだわるのでなければ、結果さえ出ればいいわけだからね。
で、また、和尚は男の客が嫌いなのね。
ま、いろいろ理由はあるだろうけどさ。
そういう占い好きの人は、だいたい女性で、妙齢でしょ？
そこがミソなのね。
ただ、以前の祈祷なら、初回の相談5万円から始まって、祈祷100万でも
お客さんはそれなりにいたのよ。景気の関係とか、価値観とかいろいろな理由で。
でも今は若い人は昔ほどお金を持ってるわけじゃないし、
結婚年齢は上がってるし、20～30代の人にそんな巨額の費用をふっかけても
乗ってこないのね。
で、ダンピングをしたのね。
それなりに、反響はあって、毎日そこそこ予約は入ってる。
占いの結果は、ご本尊様のお告げという形でまず出るのね。
その後、四柱推命で占い、お告げを後押しする。
んで、書状をつけて、
「○○様の場合は、２００４年から２００９年にかけて結婚のチャンスが訪れます。
しかしこの期間で考えれば、○○様に合ったお相手は、２００５年に現れたその男性以外に
現れる可能性は、極めて低いでしょう。２００６年後半から２００７年前半にかけて強力に
アタックすることが、何よりも重要です。この機会を除いては、○○様が結婚において
幸運に恵まれることはないでしょう。
そのためには神仏の御力添えを得なければ、チャンスを逃してしまいます。
今こそ、ご本尊様の大きな力に自らをゆだねて、幸せをものにしましょう。
一日も早いご連絡をお待ちしております。」
なんてことを言い、ダメ押し（？）するわけだ。
こんなことを言われたら、不安になっちゃうだろうね。
5000円取られて、こんなこと言われたくないよ～。
安い金額につられてきた人たちだから、いきなり100万の祈祷を勧めるのは無理がある。
で、20万くらいで持ちかけるみたいだけどね。
でも恐怖感から行動を起こしても、つまらないよね？
