カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

黒く、塗る。

前回、あんなことを書きながら、
1度だけオモチャを貸すのがイヤで、ゴムでできたワニだったんだけど、
「貸して」って言われたとたん、
手足をゼンブちぎって、シッポもバラバラにしちゃったことがある。

相手の女の子はそれを見て、わっと泣き出した。
わたしも、一緒に泣いた。
バラバラのワニ君が残念で。

いじわるも、した。

上の階に住んでいた、嗜虐心をそそる子。
お絵描きの時間、
端っこにその子のへんな顔を描き入れて
満足していた。
ときどき、顔をまっ黒く塗っちゃう。

今ごろ、和尚と秘書が恐山に出かけているはずだ。
毎年この時期。いわくつきの、恐山訪問。
帰りは、近くの温泉に寄る。

あいかわらず、上質な身なりに、わがまま放題の叫び声で
専務に予約してもらったレンタカーに乗りながら、ちゃんちゃんばらばらか?

あれはあれで、無邪気なのだ。

身近にいなければ、罪のない人々。
「良心は誤魔化せないから、いつか自分のしたことで苦しむ」
と、専務は言うけれど、
本人が悪いと思っていないものを、どう判断し、苦しむというのだろう?

罪があるかどうかは、わたしが決める!

ガケの上から、着飾った二人の背中を、そっと押してやろう。

彼らは、もういない。