カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

深層の意図

「和尚」が今日も、お客さんのしてきた相談事についてぼやいてる。
お客さんは看護婦だが、副業としてホテトル嬢も始めたのだそうだ。
ところがそのホテトル業では、リピーターがつかないということで、
今回の相談となった。聞けば、彼女は職についてかなり大きい誤解をしていて、
お金をもらって楽しませてもらおうとしていたらしい。
逆だよね、お金をもらってるなら楽しませてあげなきゃ。

相談ごとは秘密だが、「和尚」も鬱憤がたまるんだね。
だってお金をもらって鬱憤を引きうけているわけだからね。
お金をもらうとは、なにかを代償として引き受けるということだ。
同様にして、「和尚」から多額のお金をもらっている「秘書」は
多くの「鬱憤」を請負ってる。
お金をあまりもらっていない「小坊主」は、ある意味幸せなのかもしれない。

そう確信したのは、先日、「専務」の別宅の人がとんでもない事故に見舞われたからだ。
その人はまあ心の病気でもあって、普段行動のコントロールがうまくできないような状況だから、
事故に遭うのも、なくはないことだけど、
たぶん「専務」の「鬱憤」を請負ってしまっているんだと思う。
「専務」は話が上手で、憂さをうまく人にパスできる人だからね。
「専務」の言葉は聞こえがよいようだけれど、彼はなかなかしたたかに憂さを外に出している。
一方、本宅は特に不都合は抱えていないんだよね。
いつも本宅はどうでもいいように話しているけれど、実はそうして本宅を守っているように
見えなくもない。
気の毒なのは別宅だよね。

ひょっとしたら自分のうがちすぎかも知れない。
でも、「専務」の行動を見ていると、
「表層」「下心あるいは本音」さらに「深層の意図」とが
別々にうかがえて来る様なんだ。
「深層の意図」は、普段自分たちがほとんど意識しないものだけど、
善悪を超えて、なんらかの確かな方向性を持って、人を動かしている。
それは自分の中にもあるのをたまに感じる。
自分はこの状況で「表面」では日和見的に行動してる。そして裏で怒ったり恨んだりしてる。
でも自分のどこかが、それをおもしろいと思ってのんびり見てるんだ。
それは一体なんなのだろう。

そして、表面的に見える状態が一見良いようであっても、実際はどうなのかわからない。
別の面からみれば悪いかもしれないし、流れとしてどうなのか、短いスパンではどうと言えないこともある。

一体自分がどの方向に流れているのか、自分が本当はどういう状態なのか、
もっと遠目から見られればいいのにと思う。そして何を目指そうとしてるのか、知りたい。

でも、それができたら、つまらないんだろうな。