カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

白子さんと黒子さん

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っていうCMが、昔ありましたね。(年バレるか・・)

先日、「ケラ マニアックス」を買いました。
ゴシックちゃん&ロリータちゃんのための雑誌です。
イイ年して・・かもしれませんが、これが楽しいのです。

ヨーロッパ文化を偏った目で見る、お勉強もできます(笑)。

街行く人々のスナップショット、それもロンドンやバルセロナで撮られたものも載っています。

やっぱり「餅は餅屋」というか、付け焼刃でないパンクやゴシックの精神が伺える気がして
感心します。これはかないません。

ロリータは日本の精神って気がするけどね。

ヨーロッパですごいのは、ゴシックのコスプレの人に
30代後半から40代、さらには50代までが目立つってことだね。

ワタシ、反省しました。
修行が足りなかったよ・・
まだまだだったよ・・

これからは「もういいトシだから」なんて弱気にならないで
攻めの精神でやりたいと思います。

「ワタシには着られない」
なんて思わないで、絶対こういうカッコして歩きます。

もう、甘えないよ・・(笑)


ところで思ったんだけど、
「ゴシック」の人って、2面性あるよね。

たとえば、「アリ・プロジェクト」のボーカル、宝野アリカ様の
白アリ様と黒アリ様。

それから、the Brilliant Green の川瀬トモコの、 
Tommy FebruaryとTommy Hevenlyみたいに。

「ゴシック」が「ロリータ」と対になってるとこにも
表れてるように思うね。

「俗」と「聖」とか、「天使」と「悪魔」みたいなものだよね。

この2面性は相容れず、まったく別のもののように表されてる。
キリスト教価値観から来るものだよね、たぶん。

私ももちろんそうだし、ゴシックの人もそんな感覚を持っているように思う。

白はあくまで白で、黒とは決して相容れない。
本当はそんなものじゃないとは思うんだけど。
あの、韓国のマークみたいに、
陰陽分かち難いものみたいに捉えてはいないと思うんだ。

西洋には、その白黒の価値観をひっくり返す、
「道化師」という存在がある。

道化師は王に信頼され、雇われた存在なんだけど、
ある日、ジョーカーは全ての価値観をひっくり返し、ジョーカーが王に君臨する、
ってな図式があるらしいんだ。
それはトランプのゲームにも表れてるよね。
河合隼雄「影の現象学」より 
誤解して読んでなければ、そういう話のハズです。)

だから私は、ジョーカーに憧れていた。
ジョーカ-の出現を待っていた。

ま、たぶん、ただ価値観をひっくり返すだけで、
融合させるわけじゃないんだろうけど。

本当は、いいも悪いもなくて、それは「同じ一つのこと」だと思うんだけどね。
そういう感覚が、東洋、それも仏教国である日本に来れば得られると思ったから
日本に生まれて来たと思うんだよね。

相変わらず根強く、背反する2つの価値観の中で右往左往してるんだけどね。

たくさんの要素と、それに付随して聳え立つ2つの価値観。
その樹海の中で迷ってる。

音楽についてもそう。
ゴシックやパンクに漬かれば、またバロック音楽に戻ってくる。
それの繰り返しだ。

今は、バッハのゴルトベルク変奏曲に漬かっています。
魂の、故郷ってカンジがする。

(画像は、自分で撮った大好きなアイスクリーム屋さんの写真です。
写真を携帯で撮り直した画像だから、ちょっとボケちゃってるけど、
テーブルに写ったネオンが味でしょ?)