わざわざ雨の日を選んで２時過ぎだったせいか、さすがにもう行列はなかった。
それでも半分くらいは席が埋まっている。
でも、この店は臭い（笑）。
あの、とんこつスープの店によくある匂い。
それに店は汚い（笑）。
いや、毎日大量の油を使っている割には厨房とかもキレイだが、
それに厨房稼動中なのに、店員さんがレンジフードのパネルをはずして洗っている。
あまり汚れていないから、毎日洗っているのかもしれない。
汚いというよりは、店の作りが粗雑なのかも。
タイルが剥がれて、穴があいた部分から
ネズミさんも顔を出しそうである。
女子会は難しそうな感じ。
実際来る客は、男性か、女性だったとしても男性に連れられてくる様子。
私のような女一人というのは少ない。
もう一人、若い女性が入って来るが
店の人たちと親しいらしく、大声で中国語の応酬。
私を囲んで話すなー！！（笑）
で、来た「牛アキレス腱刀削麺」は
香菜山盛り。
かなりダイナミック。大雑把で中国クオリティ（味はいいけど、繊細ではないという意味）。
油が多いわけじゃないけどコッテリ。
熱くて辛くて、なかなか手こずる。
男性向きである。
アキレス腱はよく煮込まれてやわらかいけど、カタマリが大きいので
これをヘタに飲み込んだら確実に死ぬと思われる。
特に私は気道が人の半分なので、まちがいなく逝く。
近年、肉を飲み込んで死んだ人の話をよく聞くので、つい警戒する。
私が直接知る人ではないが、
身近な人々は、そうした人の葬式に出ている。
亡くなった方は、みな４０代後半の若さ。
焼肉屋で大きい肉のカタマリがノドにつかえて、というパターンなので、
直前まで元気だったわけである。
なので、周囲はボーゼンとなる。
従兄弟も、一度そうしてノドにつかえて、一瞬のうちに今までのすべての記憶が
脳裏によみがえったらしい。
「あ、オレは死ぬんだな」
と、思ったそうな。
幸い、彼は復活しましたが。
というわけで、超念入りに噛むので、時間のかかること。
さらに、我慢できなくて水ギョーザも頼んだので
よけい時間がかかる。
麺がきてしばらくしてからそれが運ばれてきたが
滅法うまい。
この量は私には無謀である。
なので、実はタッパーを持って来ていた。
ここに６個詰め込む。
しかし、刀削麺だけでも相当いっぱい。
私には、２人で分けるくらいでちょうどいいのかもしれない。
もう、当分来ないでいいくらい満足しました。
