カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

サイキック・バンパイア②

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サイキック・バンパイアかどうかの判断材料になるような、ちょっとした
二択式のテストがある。


私はいつも人といて疲れがちなため、人付き合いはわずらわしいと思っている。
なるべく一人でいるほうが調子がいいし、人に会うにしてもできるだけ少人数の方がいい。


バンパイアは、その逆、人といなければ元気が保てないのだ。

サイキック・バンパイアについての説明を読むと、自分がなぜ人嫌いだったのか
よく理解できる。


私が最初に参考にしたのは
ジョー・H・スレイトという人の「オーラ・パワー獲得法」という本だったが、
「サイキック・バンパイア」をネットで検索しても、186000件も出てくる。

わからなくても、たいていのことはネットで調べられる。



ただ、先の本で読んだ時には、サイキック・バンパイアの負の側面しか見えなかったが、
ネットでは、被害者側のサイキック・スポンジという存在についてもよく知ることができ、

それらが共依存、という形になっていることもわかる。

つまり魚心あれば水心、ということである。


もとは、自分の育った家庭での虐待が
そうしたことを呼び寄せたのだと思う。


自分はダメな人間だから、大切にされないで当然、
人の犠牲になって当然、という考えがあった。

それが当たり前だったので、
自分が食い物にされている、ということにすら気づいていなかった。


思えば、結婚直後から微熱が続き、体調が常に悪かった。

写真を見ても、結婚後の顔には生気がなくなっている。


意見も、ほぼ100パーセント夫に合わせていた。

見たいTV番組も、すべて夫が決めていた。


思えば、よい妻だったのだと思う。


こうしたことは当たり前だと思っていたので、まさか夫が原因と思うことはなかった。


そのうちウツ病がひどくなり、病院との縁が切れなくなる。



が、ウツ病が好転して来ると、自分の我、というものが徐々に表れ出したのである。


夫への反発心が表れ、だんだんズレが生じてくる。


反発心とズレは、引っ越しをするたびに大きくなる。



それでも反発することに罪悪感があったので、自分が直さなければいけないという思いがずっとあった。


しかし、夫が単身赴任していなくなると、俄然好調となった。


それで、もしや・・と思い始めたのだ。



私はもともと夫と同じ職場で働いていた。
ほぼ同じような仕事をしていたので、どのくらい疲れるかはよくわかる。


一般的なオヤジは、休日、たいていゴロゴロしているが、
私も休日は寝ているより他なかった。

仕事から帰って風呂に入ると、目線まで潜っても気がつかないほどに眠りこけていた。(無呼吸・笑)


ヤツも最初は結構寝ているほうだったと思うが、だんだんと休日も精力的に動き始めたのである。


そのかわり、私と子供が、死んだように寝ている。
さらにいまだに、浴槽内でも眠りこけている(笑)。

夫はあまり年を取らないのだが、
週末を過ごすと、私は10歳も老けたようになる。


そのうち、ある特定のポイントで、力が抜き取られたようになるのがわかってきた。

まず一つは、アイコンタクト。
そしてもう一つは、寝ている間。
そしてもう一つは、私の背後にスッと回った時である。


本人は意識していないと思うが、いつの間にかそうした術を身につけたようだ。


こう書いている分には、私の単なる思い込み、と言えるかもしれない。

認知症になると、人を疑ってみたり、ものがなくなると人のせいにしてみたり、ということがあるという。


自分もそうかもしれないと思い、何度もその考えを疑ってみた。


まだ、夫を信じたかったのだと思う。


それで試しに、チートをブロックする手続き、というのをやってみた。
大して難しい手続きではない。


すると夫は、それまで精力的に活動ばかりしていたのに、なんと、寝始めたのである。


そのブロックをすると、かならず居眠りを始める。


だから、おそらく間違いはないと思う。

それを見て、そういえばヤツは、昔はよく寝ていたことを思い出した。


私の顔色は、逆にだんだん良くなってきたのだ。




ネットサーフィンしてブロックする方法を集めながら、ヤツがバンパイアという疑いは
ほぼ確信になっていき、あきれ、憎しみも募ったが、

一方で、そこまで行かなければ、私は自分を大切にしていない、ということに気づかなかったのである。


自分だけならともかく、子供にとって選択の余地のない、親父がバンパイアという苦しみも負わせてしまった。

うちは母もバンパイアなので、親子だろうと、バンパイアアタックは容赦されることはない。

はっきり行って、エネルギーの搾取は、虐待である。


それほどまで、バンパイアというのは得手勝手、自分の利益を優先するのである。


そのことについて、呵責はみじんもないのである。(正しいと思っているから)



自分がしっかりしないばかりに、負の連鎖は自分だけで止めておこうと血の誓いを起てたはずが、
ゼロにすることはできなかった。


ともかく、まずはヤツより長く生きて、子供が犠牲に倒されるのは阻止しなければならない。
また、考えを改めて、自分を大切に生きるしかない。


ヤツはクソだが(笑)しかし、私に「自分を大切にしていない」ということを
教えてくれた、教師でもある。

ここでエネルギーを与えるのをやめたら、この人はどうにかなってしまうのではないか・・と思いかけたが、
いつもエネルギーを取られまくっているこの私でさえ、どうにか生きていけているのである。

甘い汁を吸わせてやらなくても、こいつだってどうにかなるはずである。

それにエネルギーを与えたところで、こいつは、くだらないことにしか使う術を知らない(笑)。


そう思うこと自体が、自分が食い物にされている証拠だし、
犠牲を強いられ続け過ぎて、私はすっかり「つくしちゃん体質」になってしまっているのだろう。

それは依存であり、優しさではない。


ヤツが私と結婚したのは、愛していたからではなく、絶好のカモを見つけたからだと思うが、
バンパイアに変貌したのは、それ以前からだったと思う。

なんでそんなつまらない生き方を選ぶに至ったのか。
知ってもつまらない理由が転がっているにすぎないと思うが、なんだかやるせない(笑)


でもようやく私は自分一人で生きられるような気がしている。
身近な人々に反発するのを悪い習慣だと思っていたが、自分の主張がないことこそ
悪い習慣だったのだろう。