カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

ウサギと風水・その2

(ウサギと風水・その1から続きます)
しかし見えなくなってしまうと、水のありかもわからなくなってしまうのではないかと思い、水飲みは使い続けることにした。
最初は片目だけだったが、
2週間ほどの差でもう片方も白くなってしまった。
 
その後4ヶ月程度使ったが疑いは晴れず
モーター音がなんとなく気になり始め、結局片付けてしまった。
 
代わりに陶器の水飲みを置いた。
 
尿の多さは変わっていなかったので
目が見えづらくてもなんとか水は取れ、
体重は変わらず、概ね従来通りで生活に支障はないようだった。
 
 
そこから約1年後、エンセファリトゾーンが理由と思われる
ゆるい頭の揺れが起こるようになった。
 
エンセファリトゾーン由来の白内障もあるそうだから
徐々に発症していたのかもしれないが、実のところどうかわからない。
 
 
そして四肢のマヒが出はじめた年末、
通い始めて約1年になる気の教室で師匠から
「気導水(その教室で分けてくれる、気を高めた水)をトイレに置いておくと
臭いなどの汚れた気を吸収するので、黄変する」
という話を聞かされた。
 
それを聞いた時、
「気の強い水は体に益ももたらすが
悪い気を取り込む力も強いので
放置すれば悪い水になる」
ということではないかと思った。
 
つまり放置された水は
飲むに適さない。
 
 
その時、ずっと忘れていた
天然石ファウンテンの説明文を思い出した。
 
 
流水がなぜ美味いかと言えば
気を多く運んでいるから、という気がする。
 
風水的な悪影響を浄化する力があるというのも
同様の理由と思われる。
 
 
ウサギにやる水は毎日取り替えていたし、
そこまで神経質になることはないのかもしれないが
 
 
水というのは浄化の力がある分
一度汚れると悪い気を発するというのは
 
一般的な場所でも感じられることである。
 
 
原則的に水路(みずみち)は住むのに適さないが
海辺や川辺で清々しい雰囲気のところもあるし
また逆に雰囲気の悪いところもある。
 
水というのは使い方一つで富をもたらすものにも
厄をもたらすものにもなる。
 
 
それだけに使い方が難しいと感じた。
 
 
たからこそ風水師のような仕事があるのだろうが。
 
 
この家のことで住み始めた当初から懸念していたのは
 
一つは土地に何か念が残っているのではないか、ということと
もう一つは隠れた水脈があるような、いわゆる水路なのではないか、ということだった。
 
両方ともなんとなく感じたことではあるが、
後者に関しては、土地の名前に水に関係する漢字が充てられているからである。
 
 
それでも、ウサギの部屋については
あれこれ心配して余計なことをすることはなかったのだと
今となっては思う。
 
人間に向いた場所と動物に向いた場所は違うし(動物が棲み着くような場所は、むしろ人にとっては適さず、人が寄り付かない方がいいとも言えるから)
 
それなりに長生きし、楽しく過ごしていたのだから。
 
 
ただ、看病の際は
私の部屋にいた時間の方が経過良好だったように見えた。



占いに振り回されるという、悪い見本のような話だが


どんな情報でも、知ればよいこともあるし
その知識に縛られる、という反面も必ずあるように思う。

知って捉われないでいるというのは、なかなか難しい。