カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

四十九日と百日の意味

49日が過ぎた。

 

50日目の午前0時には気配が消えていたので

霊界に旅立ったのだと思う。

 

まあ、そういうところは当たり前かもしれないが

絶対なんですね。

 

49日までは

体はないが、確かに存在していたと思う。

 

見えないから半信半疑ながらも

雰囲気とオーラの感覚があった。

 

それがなんだか50日目は

すべてが遠ざかった感じになっていた。

 

文で説明しづらいが

悲しみが癒えたわけでもなく

記憶が消えたわけでもなく

 

ただ全体的にそれらのボリュームが下がったと言うか

遠くのことのように見えるようになった。

 

が、ちょっとおかしなことに

化繊のポンチョを肩にかけると

 

なぜかボリュームが大きくなり、感覚が鮮明になって

以前のようにリアルに感じられるのだ。

 

これは、どういうことなのだろう。

 

 

それはそれとして

 

そうしたものの感じ方というのは

人それぞれなんだろうと思う。

 

視覚的に感じられる人と(普通の視覚とは違うと思うが)

聴覚的、雰囲気などの超感覚など、

見る人各人の能力によって違うのだと思う。

 

 

でも夢に出てくることはほとんどない。

 

死後1週間ほどして夢の中で

死ぬ何日か前の、立てないけれど盛んに動いていた時の元気さで

糞も出ていて水もすごい勢いで飲んでいたので

「あれ、生きてたの」

と言ったところで目が覚めた。

 

 

それは父の時も同じで

49日以前には病人然とした姿ながら

気力は元気な頃の雰囲気で出てきた。

 

そして49日直前に

バスクに行くから」

と言って出かけたきり、夢にしばらく出なくなった。

 

バスクとは父らしいな、と感じたので

おそらくその通りなのだろう。

 

次に出てきた時は、若い時の姿だったが

その後出る時は、やはりどこか病人の姿で出てくる。

 

死者は夢の中でものを言わず、とよく聞くが

父は夢の中で黙っていることがない。

 

それを当時、寺の専務に聞くと

「それは、おそらくもう生まれ変わっているんだと思いますよ。

黙っていれば死んでいるし、しゃべる場合は生きている。つまり生まれ変わっているんです。」

 

そんなに早く生まれ変わるものだろうか。

 

でも墓参りに行くと、なんの気配もなくなっていた。

 

 

49日までは霊体としてこの世にとどまり、生前の感覚に整理をつけてから

50日目にしてあの世に渡るということだと思っていたが

 

50日目にして生まれ変わる、という考えもあるらしい。

 

父の夢の中での言動では、生まれ変わる気配ありありだったし、

 

実は49日目の夜、ウサギが猫に変わった姿で出てきたので

(ケージからでっぷり太った似た毛色の猫が出てきたのでご飯に鰹節をかけてやると勢いよく食べ始めた・笑)

どうも転生したのか?

 

とも思ったけど

 

シルバーバーチの霊訓によれば、動物は死後、一般的には同種の群霊の中に取り込まれるので転生はしないように受け取れるし

 

人間の元でペットとして飼われていた個体は死後も群霊に取り込まれず

個別性が保たれ

霊界で天使に飼われながら飼い主が冥界に死んでやってくるまでは待ち続けるそうだから、

 

やはり猫になったとは考え難い。

 

 

というわけで、つまり両方の夢とも

 

「現世の状態ではなく、別の(霊的な)状態に変わったよ」

的なメッセージのような気がする。

 

 

死者にとって49日は

霊体となって現世にとどまりながら霊体としての感覚に慣れつつ

自身の意識を整理する期間で

 

残された者はその死を受け入れる期間、ということになるだろうが

 

すでに肉体がない死者よりも

残された側の方が、肉体があって別離の感覚がリアルな分

受け入れに苦しみが伴うような気がする。

 

49日すぎたからと言って

そうですか、と簡単に諦めがつかない場合もあるだろう。

 

 

49日の意味はなんとなくわかっていたが

100日の意味がわからないのでネットで調べてみると

 

「卒哭忌」という言い方をするらしく、

哭くのを卒する、つまりそこで悲しみから抜け出て死を受け入れる

的な意味があるらしい。

 

100日法要は死者のためというよりは生者のためのようなのだ。

 

生者の諦めは死者の倍かかる、ということか。

 

だから、100日までは嘆き悲しんでもいいということだ。

 

災害などで身内を亡くされた方も

いきなり49日すぎたからといって

お供えなど急にやめることなどできるだろうか?

 

 

実際私も、今まで通り決まった時間にエサをやり続けている。

あまり良くないのかもしれないが、

開封済みのエサがまだまだ残っているので

ただ捨てるのももったいないし、Fのために買ったのだから

やった方がいいかと思い。

 

 

でも50・51・52日目は気配がなくなっていたけど

53日目は気配を感じるのはなぜだろう・・

 

 

とりあえず100日までは、このまま様子を見ます(笑)。

それまで彼岸もイースターもあることですから。