カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

ウサギと風水・その1

2013年の4月に、風水師である友人に家の間取りを見てもらった。
 

概ね問題はなく、比較的良好と言える造りのようだった。

 

しかしウサギの部屋はこの家に住む女性にとって「絶命」という穏やかならぬ呼び名の場所であるらしく、ウサギには「居心地がよくないかも」ということだった。

 
 

確かに、越してくる前初めて中に入った際は、

「少し疲れやすいかな」という印象だった。

 

その部屋と合わせて南側にあるリビングとも

なんとなく疲れる印象で、友人の鑑定結果でもそれらの部屋は

夫にはいい部屋なのだが、女性にはよくないので

あながち気のせいとも言えないかと思った。

 

絵を描く都合上、私は北向きの部屋を自室にしている。

陽の光が変わりにくいため、アトリエはたいてい北側に作られる。

そこはたまたま女性にとって一番いい部屋だった。

 

ま、そこでも引越し当初から、あまりよく眠れなかったので

風水的には問題がなくとも、別の問題はあった気がする。

 

それでもエネルギー的にはやはり南が弱い印象はあった。

 

夫の部屋は彼にとってかなりいい位置であるらしい。

本人、こちらに来て少なくとも私よりはずっと調子がいいようだったから疑うべくもなく

 

友人の鑑定結果を強く信じるに至った。

 

娘の部屋はあまりよくなかったが、常識的に考えて子供に北向きの部屋はありえないし

 

洋室を希望したので(ウサギの部屋は和室)

 

妥当な選択ではあったと思う。

 
 

そもそもホルムアルデヒドの問題があって

家に入れたとたんウサギの調子が悪くなり

 

和室に入れたら畳のおかげでシックハウス症候群がなく

翌日には元気になったので、他の部屋に移すことは考えられなかった。

 

そして一番陽当たりのよい南向きの部屋だった。

 
 

娘の部屋は机やベッドの配置などでなんとか悪影響を減らせそうだったが

 

残るウサギの部屋だけが懸案となった。

 
 

今考えれば、その時点ですでに6年も元気に生きているのだから(年はほぼ12歳)

それほど気にする必要はなかった気がするが

 

この家はどうも霊的に不都合があるようにずっと思えていたので

なんとかしなければと思い患うようになってしまった。

 
 

さて、改善案の一つに

「流れる水のオブジェを置く」

というのがあった。

 
 

いや、一つというか、

「絶命」の場所においてはかなり究極の起死回生的な裏ワザであるらしかった。

 

当時、ペットショップで

「わんちゃんも猫ちゃんも流れる水が好き」

という謳い文句のポンプ式水飲みが売られていて

 

確かにため水よりは流水のほうが私自身うまいと感じるし

また、年をとると今の金属の飲み口の給水機はちょっと負担かと案じていたところだった。

 

そんな折、そうした話を聞いて

その水飲みの話をしたところ

「是非買いましょう」

ということだった。

 

この流れる水のオブジェを置くと

よくない運が一転、金運をもたらすということだったので

欲に眩んだ(笑)私は迷わずその案を採択したのである。

 
 

しかしここで、先日パワーストーンの店で見かけた

流水オブジェが脳裏に浮かび

ペットショップのプラスチック製のものよりは

さらに味がよいのでは? などと考えたのである。

 
 

専門店がわりと行きやすい場所にあったので

まずはネットで見てみると

 
 

天然石ファウンテンの上に乗った同じく天然石の球を水で回転させるという造りなので

なかなか高価だった。

 

二万円ちょっとで、頑張れば届かなくはないが・・

 
 

そこで気になったのが

 

「流水が部屋の汚れや気のつまりを浄化してくれる」

 

という一文だった。

 

ニュアンスとしては、水に邪気などが入り込んで取り去られるということだったので、

その水を飲むのはどうなのか? という疑問が生じた。

 

もちろんそのオブジェは、水飲みとして使われることは想定されていない。

 
 

値段のこともあったし、天然石のオブジェについてはそこで考えることをやめてしまった。

同時にその水を飲むことについての疑問も忘れた。

 

そうこうするうち、ペットショップのバーゲンの季節が訪れて

やや値下がりした水飲みを購入する。

鑑定から約3ヶ月後だった。

 
 

すると、その水飲みを置いた2日後

ウサギが白内障になってしまった。

 

なんの兆候もなく、突然の出来事だった。

 

他に変えた事象がなかったので、まず水飲みを疑った。

 
 

さりとて水飲みは、中に浄水用の活性炭が入っているくらいで

さして理由となるようなものは考えられない。

病院には白内障が出た当日に連れて行き、

その旨を先生に告げたが

 

「それが理由とは考えにくいですよね。」

 

ということだった。

 

確かに、根拠となるようなものはない。

 
 

「12歳という高齢ですし、発症してもおかしくはない年齢です。」

納得するよりなかった。

 

「ただ、まったく見えないという状況ではないと思いますよ。」

ということで、今後進行するとどういった状態になることが考えられるかという説明を一通り受けた。

 

「目薬もあるんですが、あまり有効とは言えないので」

ということで、特に処方されなかった。

 

それでも他に理由が考えられなかったので、疑いは払拭できなかった。

 

昨日までは黒々とした瞳だったのに、

突然見えなくなったので、ウサギも戸惑っているようだった。

 
 

中国製だし、何か素材のプラスチックに害をもたらすような成分が入っていたのだろうか・・

などと疑ってみたが、調べる術もない。