(カミングアウト「私はオナニスト」その1より続く)
でもそこで間違いを犯したと気付かず
さらにウソを重ね
やがて男性と付き合い始め
結婚も出産もしてしまうのです。
妊娠を先の先生に報告した際
先生はとても喜んでくれました。
自分でもいいことをしたと思っていました。
しかし産後ひどいウツになり
それでも気付かず
一旦治って再就職し
3度目のウツになり
そこから回復する際に
ようやくあの、女性化計画が間違いであったと悟るのです。
私は女性に化けていただけでした。
一応一通りのことをしましたが
本来は不本意でした。
それでも子供が生まれて来てくれたのは
本当によかったとは思いますが
一応性別的には女性、
恋愛や性的対象は男性でありながら
やはり一番落ち着くのはオナニーなのです。
女性との交渉も経験しましたが
なんとなく、女性と結ばれることを本当に望んではいない自分を感じました。
性欲はあり、男性との交渉を体は望んでいましたが
意識的に一番おちつくのは自慰行為なのです。
高校生の時、制服を着ると催すように(笑)なりました。
女性の服を着ることで、性的興奮が呼び覚まされました。
それがなぜなのか、自分でもよくわかっていませんでしたが
自分は単一生殖者、という気がします。
生物的には女性として生殖行為は可能ですが
意識的には自分一人でいいのです。
というより、自分一人でやって、やっとバランスが取れる気がします。
絵に関しても、生殖行為と同じ気がするのです。
というのは、絵を描く時も催す(笑)からです。
絵描きは多淫ですが
描きながら、生殖器に触れることもないまま
オーガズムに達してしまうこともあります。
それが創作をする人間というものです。
人間、多かれ少なかれ創作活動をしていますから
というわけで、自分はオナニストです。
Tのトランスジェンダーなのかもしれませんが
服装的な好みは単純なシャツとズボンで
たまに女性的な服装をしたい時もありますが
それは催しのサインです(笑)
自己愛とも少し違うようで
ある種、コスプレのような感じかな、とも思いますが
女性である自分を、外から見ることで興奮するのです。
アンバランスな性を統合するために
自慰行為が必要、ということでした。