カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

不幸な母はどこにもいない

しかし今回の旅行よりびっくりしたのが

母の強さについてであった。

 
 
 

母は今の私とほぼ同年齢にして未亡人になったので

 

仕事を続ける傍、羽が生えたように飛び立ってしまい

いつ電話しても不在、

 
 

私より国内にも海外にも出かけていると思う。

 
 

今回、土産を持参しつつ報告に行くと

写真を見るなり、

「ここ、行った行った」

を、連発。

 
 

すでにベルリンのブランデンブルク門も解放後、

私よりずっと前に到達済みだったのだ。

 
 

なんか、そこはかとない敗北感が(笑)。

 
 

当時は全然そんなことは知らなかった。

私は子育てにウツで手一杯だったし。

 
 

北欧に何度か行っていて

一度骨折したのは知っていた。

 

今回私はトランジットでフィンランドに降り

フィンランドに行く日本人が多いのに驚いたが

 

そのうち異様だったのが

全身オレンジに近い身なりをした御一行で

 
 

どうやらオーロラを見に行くツアーだったらしい。

 

氷上だとオレンジが一番目立つらしく

 

また厚ぼったい木の底の靴などを履いていて

寒さ避けだろうか。

 
 

最初はどこかの宗教団体かと思ってしまった。

太陽信仰か何かの。

 
 
 

そんな話をしたついでに

母がオーロラを見たときのことを聞いた。

 

4日連続見ることができたらしい。

 

時間は明け方で

午前3時から氷上に寝て待つらしい。

 

寒いだろうとびっくりしたところ

「帽子をかぶっているしたくさん着ているから大丈夫」

 

ということだったが

私にはできないと思った。

 
 
 

確かに冬、北海道に行った際

全身ノースフェイスで

彼女の防寒具が異様に充実しているのには驚かされたが

   

オーロラはそうそう見られるものではないと聞くのに

 

寒さを押してよく出かけるものだ。

 
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でも別の機会にツルネンマルテイさんのツアーに参加した際は

10日以上いて、まったく見ることができなかったそうだ。

 
 

ツルネンさんはフィンランド人なのに

オーロラが明け方出るものだということを知らなかったらしい!

 
 

今は母も70代半ばを過ぎ

国内旅行すら億劫だと言っているが

 

仕事も定年までフルタイムで勤め上げ

その後も仕事を続け

私よりずっと事務仕事に向いた職業婦人だった。

 

今もパソコンを普通にあやつり

買い替えも自分でこなし

 

私より歩くのはずっと速いし

全般的に私より行動的である。

 
 

昔、父のDV

「かわいそうだった主婦」

の母は、どこかに行ってしまった。

 
 

いなくなったわけではないが

 
 

少なくとも、不幸な人ではないように見える。

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