カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

「ちつのトリセツ」を読んで・その1

いきなり衝撃的な題名、かもしれないが、ともかくこの本を読んだ。
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3年ほど前だったか?オーラソーマヨガの講座中に先生から

「膣のコリをアルガンオイルでほぐす」

というお話を伺い、それがずっと気になっていた。

 

アーユルヴェーダのオイルで使われるオイルがなぜ高いのか?というお話から派生したのだったように記憶しているが、細かい経緯は忘れた。

 

そもそも膣にコリなどあると聞いたことがなかったし、アルガンオイルも巷で売られてはいるが、試供品でアルガンオイル入りの石けんを使ったことがあるくらいで、少しお高いイメージなので、手に取ってみたこともなかった。

 

でも、もしコリなどあるのだったら、除いておきたいと単純に思った。

 

そして、子宮筋腫持ちの自分なのだから、コリは多いにありそうだと考えた。

 

それらが頭の隅にひっかかっていたものの、アルガンオイルは高いものは本当に高いし、何を基準に選べばいいのかよくわからなかったので、横目で見て通り過ぎていた。

 

 

それがこの夏、この本の作者がインタビューに応じている記事をネットニュースで読み、前後して近くのデパートのモロッコ展で、手頃かつ質もそこそこ良さそうなアルガンオイルを手に入れることができたので、この機会に始めようと思い立ったのだ。

 

本は国内の某書店のネット通販で手に入れた。

 

果たして、微妙にコリらしいものはあった。

 

 

しかしコリよりずっと重要な問題があることを、この本を読んで初めて知ることとなった。

 

 

この手入れは必須とも言えるほど、重要なものだった。

 

下半身のケアをすることで、内臓下垂や尿もれ・便もれ・便秘など回避できる不調がいくつもあるのだ。

 

 

そして、そのことが及ぼす精神的な問題も、解決とまではいかなかったとしても、忌避、軽減できることは想像できる。

 

 

というか、下半身の問題は、いやおそらく体の問題はほとんどすべて心の問題とつながっているとは思うが、精神、それも女性の精神や心と密接に結びついている。

 

 

切り離すことはできない。

 

 

下半身をほぐすことで、ほぐれる心の問題がある。

 

 

 

私は、一部の人にはお話ししたが、幼少時から微妙に性同一性障害的なものがある。

 

 

そのために10代後半から心の問題に向き合おうとしてきて、いろいろなケアも受けてきた。

 

 

ここ5年ほどで問題解決のスピードが加速し、なんとか自分なりの回答を見つけることができてきたように感じる。

 

 

しかし女性性の問題は私にはやっかいで、改善されたのかそうでないのか、見極めも難しかった。

 

 

でも、「自分の体に触れること」は、なにかを私の心に受け入れさせてくれた気がする。

 

 

最初、本に書かれたとおりをやってみたところ、心に浮かんだのは

 

「強い無念」

 

だった。

 

 

女性として生まれ、生きて来た過程で心に仕舞ってきたのは、「無念」という思いだった。

 

 

そんな感覚を自分が抱えていたことにも、打ちのめされた。

 

 

 

いままでいろいろカウンセリングやその他、ヒーリングを受けてきて

それなりに自分の感情や感覚に向き合ってきたつもりだったが、

 

「無念」

 

という感覚が残っていたのには気づいていなかった。

 

 

 

 

そして、それにまつわる記憶も、少しばかり浮かんできた。

 

 

でも、そこを越えたら、なんとなく自信のような感覚が少しわいてきた。

 

 

 

自信というほど強くないが、信頼のような、静かな感覚だ。

 

それが少しばかり自分の表情を変え、また顔色も多少よくしてくれた。

 

 

マッサージ中の自分の顔を鏡で見てみると(というか、わざわざ見たわけではなく、鏡の前でマッサージしているので、目に入ってしまった感じだが)

 

どこかほどけているのだ。

 

 

眉根のギチッと寄ったような厳しい表情が、解けている。

 

 

 

(「ちつのトリセツ」を読んで・その2に続きます。)