パラボリカ・ビスや奥野ビル内某画廊等、ゴシックな場所で
自分の男性性と女性性、幼児性や成熟性などのバランスが取れた自分の状態を発見したのは、その直後だった。
自分なりの性的なありかたを、つかんだような気がしたのだ。
始めてまだ4ヶ月ほどだが
マッサージでは、他に便通や体臭などが改善された気がする。
2007年から9年ほど通っていた岩盤ヨガ(ホットヨガのような感じで、岩盤浴の場所でヨガをする)は、骨盤調整というテーマで行われていたのだが
そのため、骨盤底筋を鍛えるメニューが毎回盛り込まれていたので、
なんとかある程度筋肉の調子は維持できていた部分もある。
その部分は、岩盤ヨガの先生に感謝したい。
岩盤ヨガの先生も、先に書いたオーラソーマヨガの先生も女性で、
現在は男性の先生のところに通っているが
男性と女性で、かなり視点の違いを感じる。
いい悪いではないが、私は最初に女性の先生に教わることができて
本当によかったと思う。
男性の先生からは、「より整えること」を学んでいるが
女性の先生からは、「自分を受け入れること」を学んだ気がする。
先に進む、ことよりも、今の自分に寄り添うこと。
これがなければ、先に進むこともできない。
私はエンパスだし、つい気が上半身に上がりがちで
下半身の感覚が薄くなりがちだが、鍛えることで下半身の病気になりにくくなるということもあって、なるべく腰回しなど、気がついたときに運動をするようにしてはいたのだが
日本の家屋はもともと全体を温めるような造りになっていないし
暖房は局所暖房で
さらに日本人女性は世界で一番睡眠時間も短く、忙しく、自己肯定感も低く
下半身を冷やして固くするような要素に満たされすぎている。
近年、私などもようやく自分を愛することができるようになってきたが
日本人女性も、もっと自分を愛する時間を取っていいと思う。
この本は、その強力な助けになると思う。
※補足として、この本に書かれている「小周天」の部分は要注意だと思うので、追記します。
「小周天」というのは体の周りを回る気の通り道ですが、
この本では、丹田をスタート地点として会陰を通り、背後を上に向かって上げて、頭頂の百会を通って下に向かい、臍を通って丹田に戻るとされています。
これは男性の場合は正しいのですが、女性の場合は逆なのです。
私は気導術の教室で、恥骨部分を始まりとして上に上がり、丹田~臍前~百会で頭頂を通り、背後にまわって肛門へと習いました。
女性はこの方向であれば、気が満ち、力が入ります。
逆向きに流すと、力が入らなくなります。
実際、私も別の書物で、逆方向(つまり「ちつのトリセツ」で書かれている誤った向き)で知って、それを続けていましたが、女性向けの正しい向きに直したところ、いくつもの問題(特に男女の体の関係においての問題)が解決されましたので、頭頂部を前から後ろに行く向きが正しいと思います。
ただし、ごくまれに女性でも、男性と同じ向きの人がいるらしいです。
それは気導術の先生が言っていました。確率的にどの程度かはわかりませんが、確かに逆向きの人はいるらしいです。
そこだけ要注意です。