前回は、電動膣マッサージ器という名目で買った大人のオモチャについて書きました。
その続きで所感ですが、お店でのことについて少し。
当然かもしれませんが、客の9割以上が男性で、女性は男性に伴われていて、私のような単身女性は他にいませんでした。
普通は抵抗があるでしょうし、そういう人のためのネット販売とも言えるでしょう。
ネット販売では、顔が見えない分、信頼性が一番気になると思います。
いくら安くても、あまり怪しそうなサイトを選ぶ気にはならないでしょうし、そう考えると、女性による女性向けの店などは信頼に足るように見えますよね。
で、商品も相応のものになり、値段も相応、ということになるんだと思います。
でも、実際に店舗があって、対面で取引できるのであれば、信頼性の部分はすでにクリアされているので、安い商品であっても懸念せず購入できるわけです。
でもやっぱり、入るまでが大変ですよね。
私は今までも何度か来ているので、なんとか大丈夫でしたが。
それでも抵抗ありますもんね。
ここは以前、コスプレ用衣装もアニメっぽいのとか、もう少しバリエーションがあった気がするので、以前はもうちょっとハードルは低かった気がしますね。
店舗ももう少し解放的で、中が見える感じでしたが
今は外からもほとんど見えなくなり、その分入りにくくなりました。
それに以前、同じ秋葉原にある他の店ですが、入ったらその場にいた男性客に追いかけられたことがあります。
そういうのも怖いですから、女性一人ではやはりハードルが高いですね。
まあ、現在私は相当歳をとっていますから、もうそういったことはないでしょうけど(笑)
若い人は要注意ですね。
それにしても、臓器が下垂してくるのを予防する意味でも
心の健康を維持する上でも、こういった品物は必要だと思いますね。
もちろんそうしたパートナーがいるに越したことはないでしょうけど
歳を重ねれば、相手の体調など、意のままになることのほうが少ないでしょうからね。
というわけで、先のマッサージ器くん(笑)、
私は自分の一部と言っていいくらい気に入っていますし、信頼しています(笑)
自分のパートナーとして紹介したくなるほどです。
名前もつけちゃおうかな(笑)
で、「ちつのトリセツ」著者の方は、「翡翠の玉」というのを使っておいでだと書かれていました。
これは文字通り、卵型の翡翠らしいです。
それを膣内に挿入したまま、出かけたりするんだそうです。
中国のものらしく、東洋医学的な観点から使用が勧められるものみたいですけど、さすが中国四千年の歴史というか、すごいものがあるものだと感心しますし、
やはり昔からそういった考え(下半身を鍛えることで健康を維持する的な)はあるものなんですね。
「ちつのトリセツ」のベースもアーユルヴェーダですし
やはり昔の人には、そういう知恵があったんですね。
今でも、女性だけのワークショップに出て、そういったことに話が及ぶと
意外にそうした民間伝承的な知恵をそれぞれの方が蓄えられているので、驚きます。
どのワークショップでも、ほぼ例外なく、そうした話に及んだ際は
ビックリするほどたくさんの知恵が出てきます。
だからそうした話を、気軽にお茶を飲みながら話すような会を持ちたいと思っているんですけどね。
話を戻すと、ヒスイだと重いから落ちそうですけど
落ちないみたいですね。
それに冷たそうですけど。
で、それが入っていると、やはり精神的に安定するらしいです。
本には
「欲求不満だとオニババ化する」
という記述もありましたが、確かにそれについては納得できます。
昔の心理学関係の本で、「女性は欲求不満でヒステリー化する」ということも幾度となく読んだ気がします。
私自身、何よりそうでしたし
30歳ころにはすでに、自分の顔を見てそう思っていました。
だんだん険しくなってくるんですね。
能面の顔が、年齢が上がるに従ってどんどん般若に近くなっていきますが
あの観察眼には感心します。
ただ、表情の変化の理由のすべてが欲求不満によるとは言い難い気もするんですね。
たとえば、十分に満たされていたとしても、能面のような変化はあるんじゃないかという気がします。実際のところどうなのかはわかりませんが。
セックスすると、下半身の気が頭に上がっていきますが、表情を直接変えるのは、その「気」である気がします。
で、以下、あくまで仮説ですが
その「気」が頭頂や手足の先、性器など、どこかからかうまく放出されていれば、異常は来さないんだと思うんです。
それがうまく解放されない場合、つまりオーガズムにうまく導かれない場合はそれらの気が体内に残り、支障を来すんじゃないかと思います。
オーガズムがあっても、入ってくるエネルギーが多すぎる場合とかはやはり変調を来すと思います。
たとえばピカソの1番目と2番目のパートナーは、頭を病んでいます。
岡倉天心の愛人もそうでしたよね。
ロダンの愛人だったカミーユ・クローデルもそうですし
和尚の愛人だった秘書もそうでした。
芸術家のように、男性の持つエネルギーが多すぎる場合、女性は精神的な病を抱えることが多々あるように思えます。
逆に、女性側のエネルギーが多すぎても、男性が病むことがあるようです。
(こちらのケースはあまり聞かないですが、実際あると和尚からは聞きました。)
まあ、だから、収支の問題でしょうか。
マスターベーションで解放すればいいかと思いましたが
私の場合、それをしてもやはり表情は変化していましたから、どうとも言えません。
ただ私の場合は、他に新しいパートナーができたら、表情の厳しさが柔らぎました。
ちょっと結論は出ないですが、逆に、欲の方から考えてみたいと思います。
つまり、「自分が欠乏している」という意識があるから欲求不満が起こるわけで「欠乏していない」と思っていたら、それは起きないわけです。
でも、たとえば、空腹は確かに体が飢えるから感じるものだと思うんですけど、
肉欲は体が飢えるから起こるのか。
男性の場合は「溜まるから」、出したいという欲求が物理的に起こるんでしょうけど
女性は本当に膣がからっぽになっているから飢えるのか。
空腹とは少し違いますよね。
つまり、性的な飢えというのは幻想で、実は頭で思い込んでいるだけじゃないかと疑っているんです。
「ちつのトリセツ」を読むと、下半身がケアされないから肉欲が起こるとも思える部分が確かにありますけど
どちらかというと、精神的な飢えなのではないかと思える部分が多い気がします。
というのは、子供時代に親からの愛に飢えていた人のほうが、肉欲が強い気がするからです。
(「満たされない穴(笑)・その2」に続きます)