カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

商業作品の男尊女卑・その1

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先日、武井武雄刊本作品を拝見した記事を書いたが

 

講師はYahooブログもしている田中栞さんという方だ。

 

 

たぶんスマホiPhoneであれば、先日の記事もそうだが

今回の記事の下の方に関連ブログ(広告も混ざっているけど)として、トップの方に表示されているんじゃないかと思う。

 

 

というわけで、女性なのだが

 

女性ならではの視点で刊本作品が語られたのがとてもよかったと感じている。

 

 

参加者には1冊1冊、実際に手にとって見られるよう回してくれるのだが

時間が限られているので、全体の作りを見るのが精いっぱいで

本編の文をすべて読むことは難しい(読むのが速い人は読めるかもしれないし、実際全部ではないかもしれないが読んでいる人もいた)。

 

 

で、田中さんから内容的なことの案内もされるわけだが

 

お話はどれも短く、たわいもないものが多いそうで、

ファンタジックな画装から察するに、多分に寓話的であるようだ。

 

 

さらに武井さんという人は明治の人なので、かなり男尊女卑らしい。

 

 

読んでいないので具体的にどうなのかわからないが、

女の人の扱いが粗雑である、というか、おそらく「勉強しないで嫁に行くといい」とか、「男には従うもので自分の意思などあからさまにするべきじゃない」

とか、そういった感じなのだろうと思う。

 

 

そのあたりは、おそらく、男性講師であれば気づかない部分ではないかと思う。

 

この講座には男性の参加者もそこそこいて、どういった職業や目的なのかわからないが、おそらくほとんどがコレクターだったのではないかと思う。

 

一人、何度か田中さんから印刷の専門的なことについて聞かれて、すごく詳しく答えていた人がいたので、印刷業界の人ではないかと思う。

 

 

参加者の半数以上は女性で、その中に

「これは私、欲しいです」

と言っていた方もいたので、女性でもコレクションの指針を得るため参加していた方もいたに違いない。

 

 

私はといえば、コレクションする気はまったくなく、2013年だかそれくらいに

横浜のデパートで武井武雄の展示があったのだ。

 

 

その時見損ねたのだが、絵柄がとても綺麗だったので、広告を切り抜いてノートに貼って残しておいた。

 

その後よそで見られる機会がまったくなかったが、メルマガ登録していたブックカフェで講座が開かれると知り、それも4時間半もかけて多くの本を見せてくださるということだったので、申し込みをした。

 

 

つまり単純に武井武雄の作品がどんなものか知りたかったのだ。

 

おまけに、講師が昨年豆本作りを教えてくださった方であるとくれば、なんとなく縁を感じるので、行かないわけにいかない。

 

講座が開かれたブックカフェも、ここ10年ほどか?他の知り合いの作家さんがこちらで何度か展示をされていたので、見に来たことがあったのだ。

 

 

以前書庫「バンパイア」に入れてある、「バンパイア撃退用の本」についての記事を書いたが、その本が売られていたのはこのカフェである。

 

 

その時は、知り合いの作家さん、仮にAさんとしますが、その方の作品を見にうかがったのだった。

Aさんとは同じアートカフェで展示したことがあって知り合い、後に同じ大学の同学科出身と知るのだった。

 

さらに、このブックカフェには別の画廊喫茶で知り合ったBさんという人も時々出品されていて、その人とは小・中・高と同じ学校だったと後に知った。

 

AさんとBさんはおそらく知り合いではないと思う。

 

 

そんな経緯もあり、さらに品揃えがとてもよいので、こちらのブックカフェはかなり好きだった。

 

 

で、話は戻るが、

やはり女性でなければ、その作品が男尊女卑的であるといったことには触れないし、わからないと思う。

 

少年マンガでも、またゲームキャラなどでも、極端に女性のチチやシリがデカかったり露出がすごかったり、極めて男性に対して都合のいいような立ち回りだったりすると

 

なんか、まあ、こんなふうにしか見えていないのか、と思う。

 

 

商売上、そういったものが求められているし、その方が売れるから、そういうものを描く(作る)んだろうけど。

 

 

つまり必ずしも作家がそうしたいのではなくて、それが売れるから、という理由もあるだろうけれど、

 

 

作家がそう思っている、って部分も少なからずあると思う。

 

 

女性キャラが、「いや~ん」とか言いながら胸の谷間を強調したり、短いスカートの裾をヒラっとさせたりするのを

 

「なんてあるわけないだろっっ!!」

と、女の読者たちは心の中でいちいちツッコミを入れながら読んでいるわけだ。

 

 

しないですかね?そんなこと。私だけですかね?

 

でも、ジャンプとかの少年誌を、相当数の女性が読んでいると思いますよ。

 

 

そういった作品を好きという女性も多いですけど、

そして私も、少年誌で好きだった作品はたくさんありますけど

 

 

やっぱりそういうところにツッコんでいるし、

「なんか、そうじゃないよなぁ」

とか思いながら、心の中で折り合いをつけながら読んでいるわけですよね。

 

 

たとえば「こち亀」とかも、私は好きでしたけど、

やっぱり麗子さん始め、女性キャラの描き方とか、アングルとか、色気目線ですよね。

 

描いている人が男性であり、男性向けである以上仕方ないことなのかもしれませんけどね、

 

 

やっぱり女性はそういうの、「うわ~」って思って見ているものだと思うんですよね。「なんか違う」って。

 

女性が切り売りされている感じですよね。

 

もう、絶対的に違うんですよね。女性の受け取り方は。

それでも秋本さんがご結婚されてお嬢さんとかが生まれたからでしょうか、だいぶ女性の言動がリアルになって来ましたよね。男性に示す嫌悪感とかは、よく描けている気がします。

 

いろいろがっかりしつつ、ツッコミ入れつつ、それでもこち亀は全体として好きですけどね。

 

 

男性側の話を聞きますと、「ミニスカートをはいている女性は誘惑をしている」って言いますからね。全員が全員そう思っているとは言いませんけど、そう言っていたのはよく聞いていましたよ。

 

だから、そういう風に見えるんだろうな、とは思っていましたが

女性にしてみれば、誤解も甚だしいですよね。

 

 

女性側にしてみれば、短い丈のを履いた方が、全体のバランスがよく見えるからだったりしますよね。

 

まあ、それを履いている自分の脚が好き、って人もいるかもしれないですけど。

 (商業作品の男尊女卑・その2に続きます)