カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

映画「禅と骨」

映画「禅と骨」を見てきた。ポレポレ東中野

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ポスターや宣伝のイメージでは主人公の僧侶ヘンリ・ミトワが怪僧に見えたが、実際観ると僧侶というより粋人、芸術家肌の人という感じだ。

パンフレットには「(80歳を目前に)青い目の文化人という地位から大きく逸脱してゆく」と書かれているが、この人は表現者であり相応の特質を持った人で、それに関しては一貫していて、ブレているところはないように、私からは見える。

監督の中村高寛氏は、デビュー作が「ヨコハマメリー」で、これは第二作。
ヨコハマメリー」は気に入って、DVDを買ってしまった。
この人が描き出そうとしているのは「横浜」で、今回もそれはブレていない。

作中である禅寺(竜安寺?)の僧侶が、
「座禅を組むから僧侶なのではなく、自分の思っていることを伝えるというのが僧侶であるから、その意味でミトワさんはやはり僧侶だ」
的な主旨のことを言われていたが、それが一番印象深い言葉だった。

昼は迷った挙句、近くのどうということはない喫茶店ナポリタン600円。コーヒーは別だが、サラダ付きはうれしい。マスターはオールバックの髪にメッシュの入った、ひと昔前の?床屋のモデルのような感じの人だった。

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