カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

凸と凹・その1

自分がだめんずウォーカーってのは責めてみても仕方がないが、認識は必要だと思うので、よく振り返っておくことにする。

 

先月Tさん(20年つきあいのある、和尚に紹介された人)と、会うのを最後にするつもりで会いに行った。

 

最後ということになると、今まで言えなかったり聞けなかったりしたことも聞けたりするようで、約10年前、和尚の事務所の離職を決意した頃Tさんに連れてきてもらった上野の喫茶店「古城」で久しぶりにゆっくり話した。

 

Tさんはいきなり、うちの母と付き合っていた人(仮にIさんとします)との顛末を聞きたいと言った。どうも、それが気になっていたらしい。

 

私はそんなことはとっくに話したつもりになっていたが、どうやら話していなかったらしい。

 

Iさんは、父の死後10年目くらいから母が付き合い始めた人だ。Iさんもかなり前に、奥様と死別されていた。

 

そのIさんは確か2012年には糖尿病が悪化して、すでに亡くなっていた。

 

だから付き合いは10年くらい続いたのかもしれない。

 

お互いに子供もいるので、籍も入れなかったため、入院していた病院に行っても、病室の移動や、亡くなった時も教えてもらえなかったと聞いた。

 

個人情報の保護はすでにうるさく言われていたし、Iさんのお嬢さんとの折り合いも良くなかったのだ。

 

付き合いが始まって両家の家族が顔合わせしたのは2003年くらいだったろうか。

 

その時、私はIさんのお嬢さんにとてもいい印象を抱いた。

絶対仲良くなれそうなタイプだと思ったし、あちらもそのように思ったと聞いていた。

 

またその当時は結婚して関西の方で暮らされていた。

 

 

しかし諸般あって、彼女は子供を連れて実家に戻ったのだ。離婚はされていなかったと思う。

 

その頃から母と折り合いがつかなくなってきたようだった。

 

 

母は人との距離がうまく取れない人間だからだと思う。

 

家にまで出向きたい気持ちもわかるし、またIさんもそれを望んだのかもしれないが

 

やはり元の家族あってのお互いだと私は思うから、私なら相手の家庭とは距離を取りたいと思う。

 

そうでないのが母、ではあると思うが。

 

それも母の問題であると思ったので、私は踏み込まなかった。

 

 

ので詳細はわからないが、後半はIさんの病気やお嬢さんとのことなどでいろいろ気を揉みながらも付き合いを続けていたようだった。

 

母はIさんのご実家の方のご親戚にも温かく迎え入れていただき、そちらの方にも足を運んでいたようだった。

 

話は逸れるが、父の家紋とIさんの家紋は偶然同じだった。

 

最後はIさんの死で悲しく締めくくられた付き合いだったが、それに先立ってIさんの息子さんが自死されていたことから、お墓にお参りすることも多かったので、Iさんのお墓の場所はわかっていた。

 

だからお墓にも行ったと思うが、今も行っているのかはわからない。

 

ご実家のご親戚、おそらくIさんのお姉様だったと思うが、Iさんの死後に単身で訪ねて行ったこともあったと聞いた。

 

なぜこの話をTさんが聞こうと思ったのかはわからない。

 

私自身は、父の浮気相手から電話を受け取ったことが何度かあり、その際にかなり衝撃を受けたので、自分からTさんに連絡したことはほとんどない。

 

自宅にはもちろんだが、携帯にも履歴が残るので、自分からは連絡しない。

 

ハッキリとした証拠がなくとも、女性というのは配偶者に何かあった場合、気がつくのが普通だと思うからだ。

 

だからこのような関係を続けていて言うのもナンだが、20年波風が起こらないのが不思議だった。

 

先日見てもらったチャネラーOさんによると、Tさんの奥さんの生体反応がとても弱いそうだ。

 

魂的に力がないので反応できず、それゆえにTさんは外にエネルギーを求めに出た、ということらしい。

 

またTさんも私と会うことに良心の呵責がないということは、私をパートナーというよりは、店の女、程度にしか見ていなかったということか。

 

 (「凸と凹・その2」に続きます)