これは修理書庫に入れたが、フリーマーケットの話題なのでリサイクル関連で、修理と似た部分があるためである。
離婚のこともあるので、身辺をひたすら整理しているのだが、
ただ捨てるのはもったいないので、リサイクルできるものはする(笑)。
しかし、捨てることにはかなりエネルギーが要る。
ただ捨てるんじゃなくて、リサイクルしようとしているから当然か。
それなりにお体裁も整えなければならないし、人々に訴えかける方法も考えなければならない。
最寄り駅のデパート屋上で開催される旨の看板を見たのがキッカケだった。
6月は通常月より500円、出店料が少ないのもよかったし、開催時間が普段より30分繰り上げで、4時間半というのも取っつきやすかった。
もしこの時期、晴れればかなり暑くなるに違いない。屋上で、日をさえぎるものもない。
また、果たして売れるのか・・
最初の2時間が勝負、というか、通常その2時間で売り上げのほぼ7割が出ると聞く。
あとは「こち亀」14巻だけ、10円という値段だったが、これは売れないかと諦めていた。
こち亀が市場に出るなら、ほぼ必ずと言っていいほどセットだろうし、単品で出ることはまず考えられない。
ところが最初のお客さんは、中学生くらいの男子で、いきなりその10円のこち亀だけを買っていった。
この1冊の重荷が取れて、かなり心は軽くなった。
そして母と私の本革のバッグ、それぞれ300円が前後して出て行った。
元値は25000円で、手入れもそれなりにし、あまり使っていなかったので見た目はそこそこ綺麗だった。
母からゆずられたものを売るのは、やや呵責があったが
自分の服装に合わなかったし、使うかわからないものを持っている場所的余裕もなかったので、思い切って出した。
それが、母とほぼ同年代の女性に引き取られていき、うまく生かしてもらえそうで安心した。
そして、私のは20~30代の女性の元に出て行った。
何が嬉しかったかって、お二方とも女性、さらに笑顔だったということで、
そのうえ若い方の女性は
「大切に使います」
とまで言ってくださったのだ。
ヤフオクだとほとんど取引相手は男性で、メッセージすらいただけず味気ない思いをすることもしばしばだが
笑顔がなくとも、女性に買ってほしい、女性に喜んでもらいたいという思いで私は出品しているのだなと、あらためて感じた。
先日出した某ブランドバッグも、買って行ったのは明らかにプロの男性だったが、本当なら女性に買ってもらいたかった。
値段も、最初出した希望額では売れず、半額に下げたところ買い手がついた。
どうせその男性は、女性相手に高く売りつけるに違いない。
店舗ではマージンが上乗せされて、ヤフオクなど見ることのない女性が買っていくのだろう。
それでも元値に比べれば破格に安い値段だろうから、喜ばれるのかもしれない。
お昼近くになると、客足が減り、売り上げが渋り始めた。
安い値段だから、ヤフオクのように転売目的で人が寄ると思ったのだ。
しかし、そもそもフリマの客層は、ヤフオクの客層とは違う。
近辺を見渡すと、出品者はほとんど女性で、品物は子供の古着やおもちゃ、実用書など、生活雑貨がほとんど。
このフリマでは手作り品の出品が認められているので、手描きの絵の入った石鹸などを売る人もいた。
一人で出店しているため、あまり遠くのブースを見に行けなかったのだが
雰囲気として手作り品を出す人は少数で、大半が生活関連だった。
原則出品は中古品に限られていて、新品やマニアックな出品などプロ・セミプロの出店は禁止。
というわけで、客層も女性と老人・子供が大半で、ネットオークションをするような男性はほとんど来ないのだ。
そして、銀魂の購買層と思しき男性も来ない。(掲載誌は少年誌なのに)