カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

イタリア男の愛

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翌日、10時には彼女が車で迎えに来てくれていました。

(あ、ところでここの宿の朝食は「コールドビュッフェ」
つまり、あたたかいものはコーヒー・紅茶以外ございません。
デニッシュ類数種、白いパンに胚芽パン、ヨーグルト各種、シリアル、果物各種、
ハム・チーズ、ジュース2種、コーヒー・紅茶各種から
お好みで選びます。
私は毎日デニッシュ1、白いパンにハムチーズをサンドして1、ヨーグルト1
まずカプチーノを1杯飲んでから、フレーバーティーを1杯してました)

前日、テベレ川の向こうの地区に連れて行ってもらうことをリクエストしていました。

まずテルミニ駅前の『500人広場』を通りました。
ここはなぜそのような呼び名なのか、ずっとフシギだったので聞いてみましたが、
「わからない」とのことで・・なんでももう一つ呼び名があり、そちらは知っているそうでしたが
なんと言っていたか忘れました(^_^;)

で、彼女おすすめスポット
昨日も通った『クィリナーレ宮殿』に行く。

彼女の解説によると、ここには大統領(ベルルスコーニではない。彼は首相)
が住んでいるんだそうな。
「え、イタリアって、大統領いたの!?」
ですが(^_^;)。

ここからはバチカンサン・ピエトロ寺院の姿も拝めて、
眺めがいいのであります。

そしておすすめスポット◆◆悒▲凜Д鵐謄ーナの丘』。
この辺りは高級住宅街で、大きなお屋敷が並ぶ。
俳優たちも多く住んでいるらしい。
川向こうの景色が素晴らしく、山も望める。(最初の写真は、ここからの風景です。)

何でも私たちが来る前の週までは、ずっと雨が降っていて
テベレ川もあふれるくらいだったらしいです。

その後、相方のリクエスト「カラカラ浴場」を車上から眺めます。
てのは、ここはすごくデカいから。
ここは2~3世紀に建てられた、1600人収容できるヘルス・センターなのです。
スーパー銭湯的なものが、この時代からあるのがなんだかおもしろい♪
ローマ人も、お湯で癒されることを知っていたんですね。

チルコ・マッシモは古代ローマ時代の馬車の競技場跡で、
現在は多くの市民がサイクリングやランニングを楽しんでいます。
そういえば、この日は日曜だし。
2005年だかに、ここでローマ市民の為に無料でブルース・スプリングスティーン
コンサートを開き、彼女も行ったとか。結構太っ腹ですね。

その後、川の対岸に渡り、トラステベレ地区に入ります。

ローマはいたるところパーキングメータがあって、路駐天国(? 無料じゃないから、天国とは言わないの?)。
日曜のせいか、なかなかスペースが見つからず、川を越えてやっと止められました。
そうそう、向こうの人はすぐクラクションを鳴らします。

雰囲気がぐっと、ひなびた感じになります。
建物は低くなり、ナポリほどではないけれど、洗濯物を窓の外にペラペラ干していたりします。
なんとなく詩があって、どこを見ても楽しい。

道は石畳です。

おすすめスポットの『サンタ・マリア・イン・トラステベレ教会』(2番目の写真)は、彼女が日本にいた当時
我々が旅行するにあたって勧めてもらった場所でした。

その時は、地図を片手に歩いていったのですが、その地図がでたらめだった!
政府観光局でもらったのに。
さんざん苦労して着いたら、もう日が落ちかかっていて、あまりゆっくり見られなかったので
今回は車で連れてきてもらったのです。

その時はぜんぜん人がいなかったのに、今回はにぎやかです。

それは、日曜で、ミサが始まるからでした。

暗くて怖かったので、その時は教会にも入れず、前壁のビザンチン的な聖人の絵と
向かいのちょっと高そうなレストランを眺めて帰りました。
そのレストランこそ、以前記事をupしたサバティーニの本店でございます。
今年は確か創立80周年くらいでしたっけ。

それとなく彼女に尋ねてみましたが、「とっても高い」とのこと。
やっぱり高いんですね。ちょっと行ってみたい気がしたのですが、夢破れました。
彼女はローマ近郊に2つも別荘を持つ身ですから、お金持ちの部類に入ると思いますが
その彼女が言うのですから、諦めました(._.)。

教会の中に入ると、すぐミサが始まりました。
中にボーイスカウトの子どもたち他、大勢の人がいます。
昨日よりはっきりした曲調の讃美歌を歌っています。

ミサはすぐ終わり、教会の内部を少し見て回りました。
昨日の教会と同じ様式ですが、祭壇のドームのモザイク画が素朴ながら美しいです。

もう一つ、『サンタ・チェチーリア教会』(3番目の写真)に行くと、その前で彼女の知り合いに会いました。
Rくんのクラスメートとそのお父さんです。
クラスメートくんの着てるシャツには、なんと「ルパン契ぁ廚!
ルパン契い辰董△覆鵑、ラテン人っぽいですよね。
フランスか。でもなんか、イタリアっぽい気がするのは私だけでしょうか。

その「サンタ・チェチーリア」なる人は、元はキリスト教徒ではなかったけれど、改宗したんだと思ったな。んで、許婚の男性に殺されたから、この地に祭られたと。そんな感じだったな。(と、イイカゲン)

ここに来る途中道に迷ったのだが、停めてある車のワイパーに、薔薇の花がはさんであったのだ。
そして白い紙に「TI AMO」の文字。「愛してる」だ!
その車は、おめあての女のものらしい。なんたる愛情表現!

他にも、家の戸に薔薇が留められ、同様の文句が。

それを見て彼女が、「よくある光景だ」と話してくれた。

Rくんの友達(女の子)には、付き合っている男の子がいるのだが、
(まあ、まだ13才でしてよ)
その男の子からの告白の際、彼女のアパートの1階の入り口に同様のことをしたのだそうだ。
路面にチョークで、書いたらしい。

なのでそのアパートの人だけでなく、近所の人も皆知ってしまい、彼女は有名になり
かなり恥ずかしがったらしい。

でも彼は、彼女を射止めたのだから、よかったではないか!

しかし、そういうやり方を知っているというのが、さすがイタリア人だと思います。

皆がそういうやり方を知っていて、それが代々伝わっていく。
それをあたりまえと思っている。それが文化だと思います。

そのあと、彼女にカプチーノをご馳走になりました。
食事とどちらがいいか聞かれたのですが、朝ガッツリ食べていたので、
あまりお腹がすいていませんでした。

「日本だとミルクがクリームになってるのがあるけど、これは牛乳じゃないと」
と、言ってました。
「スチームで泡立てるのが正式よ」
と。まあ、今ではスタバもございますし、バリスタもいるし、
日本でも珍しくなくなりました。

でも、ローマで飲むのは格別な気がいたします。

さて、彼女はこれから上の息子さんをバスケットボールの練習に連れていかなければなりません。
私たちを案内してくれている間、家ではお父さんが息子さんの勉強をみていました。
Rくんは優等生なので放っておいても勉強するそうですが、
Vくんはずっと遊んでしまうらしいので・・(笑)

化学博士もしっかり、「お母さん」されているご様子。

そして彼女はわたしたちを、手頃でおいしいレストランの並ぶ通りへ案内し
家へ戻りました。

20年間離れていたのがまるでウソのような、違和感のなさでした。

次の写真は、その通りで食べたチキンです。
やはりローズマリー満載で、油が落とされサッパリしていました。
ローマに、太った人はあまりいません。

その後、『フォロ・ロマーノ』(古代ローマ市街地・写真)を見、
そこから通りを一直線、お土産屋などを見ながら帰りました。

表面に絵を描いてくれたカプチーノは、途中飲んだものです。
ここで晩飯のサンドウィッチを買いましたが、
ただのハムチーズなのに、猛烈おいしかったです。
毎日ハムチーズ、1日2食ハムチーズなのに、どうして飽きないの?って感じです。

私たちは夜早々と寝ましたが、旅人なのかローマッ子なのか、アコーディオンやギターも入り
向かいのバーは今日も遅くまでどんちゃんさわぎです。かわいいというかなんというか・・