カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

ロンドングルメ!?

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

さて、翌日はカムデンタウンに。
雑誌『KERA』に、よくここのクリップ写真が出ているのです。
現地のboys, girls, and おとーさんおかーさんのゴス・ファッションが見られるのです。

土曜なので、若者でごったがえしております。
ドイツ語やロシア語も聞こえます。

よく、『バットケイブが好き』と言っている人々の髪型が
とんがりモヒカンになっているので、勝手にその髪型を『バットケイブ(これがどんなものなのかは、ゼンゼン知らない)』と呼んでいるのですが、いました、そういう人。
でも、そういう人は現地のお店のスタッフみたいなんです。

ドイツにもいたのですが、その人たちは、一般人のようでした。
先日、メーデーの際にネオナチの暴動が衛生放送で放映されていましたが、
そういう髪型の人がちらほら。

他に、髪の色やタイツが真っ赤やどピンクの女の子も見かけました。

でも、ロリはいません。ゴスっぽい人はいましたが。
成熟した女性を良しとする欧米で、ロリータはあまりウケないようです。

子どもは、『KERA』によく写っている柳が本当にあるので、喜んでいました。

で、駅近くのカムデン・マーケットに。
洋服の屋台村でございます。

パンキッシュな服や靴、アクセサリーがあふれております。
Sex Pistolsのシド・ヴィシャスはいまだにヒーローなんだよね。
PistolsモチーフのTシャツなどが売られております。

子どもは帽子と、ストッキングを買いました。

私も、20年前にパリで流行ったリボン柄のストッキングを。
もとはシャンタル・トーマスというパリのデザイナーが作ったもので、
当時はどこでもあって、柄はかわいかったけれどガーターストッキングだったので
買えなかったんですよね。
その禍根?を払拭。

全体的に、街は猥雑でございます。
そのうち怪しげな屋台風の店で
イチゴの串刺しチョコがけを子どもが買い、私はドリンクを。
が、このドリンクは超まずかったです。一口飲むと、どうしてももう一口イケません。

駅に戻ると、改札がシャットアウトしております。
仕方なくバスに乗ると、反対方向でした。

その後、街の対比として金融街のBANKに行きたかったのですが、
もとに戻るバスに乗ったら、ついウッカリ睡魔にやられてしまいました。
気づくとテムズ川を渡っていて、ビッグベンが見えます。

仕方なくwaterloo駅で降りました。
ガード下に、気軽そうなカフェが。

見るとフィッシュアンドチップスや、キドニーパイがメニューに。
これはいいと思い、入りました。

が、それが間違いだったのです。

来たものは、おいしそうでした。
よろこんでパイにナイフを入れ、ついたソースをフォークでこそげて舐めてみる。

「あ、もう食わんでいい」
と、思いました(笑)。

子どもはコッド(タラの一種)のフィッシュアンドチップスを頼んでいたので
少し分け分けしました。

「たくさんあげるね」と半分差し出すと(この親切心は偽物である)
「その半分でいい」と言われてしまいました。

キドニーパイの名称は、「ステーキアンドキドニーパイ」というおいしそうな響きで、
キドニーというのはキドニー豆を指すのかと思っていました。

しかし、ここでのキドニーは文字通り「腎臓」だったのではないかと・・。
 
「ステーキ」と書いてはあるけれど、どう味わっても
牛肉の水煮・・味つけは塩だけです。
コショーも入ってるのか?だし。

ハーブとワインの香りがあれば、もっとおいしいのに・・。
イギリス人は、ハーブに関しては達人のはず。
「栽培やアロマテラピーとこれとは別なんだよ・・」
と、子どもは言いますが、確かにそのハーブを料理に使おうという風にはならないのかも・・。

伝統料理に関しては、レシピを変えてはならないのかもしれません。

先月見たレストランのビフォーアフター海外版のような番組で、
イギリスのダメレストランにテコ入れするってのがありまして、
「まずは庶民の好みを調査する」のですが、
アンケートじゃ庶民はこの牛肉のパイがお好きでしたよ~・・

ハッキリ言って、「うっ」ってカンジです。
灰汁も取ってるのか? どうも、牛肉の悪い部分丸出しです。
しばらく肉が食べられなくなっちゃうかも??

それに生臭さと形状が、「スウィーニー・トッド」で出てきた人肉のパイを思い出させて(スイマセン)、大変苦しい・・
でも、確かに牛肉の味だし、
「これは牛」と
自分になんども言い聞かせました。

子どもはと見ると、フィッシュチップスに手を焼いている様子。
押し黙っております。味がなくて、タルタルソースも少な過ぎるそうで。
キドニーパイから見ると、なんぼかマシなんですが・・

ちょっとケチャップでもかければしのげるべえと思いトライするも、
なんだかよけいヘン。
ケチャップのついたポテトフライを食べても、ヘンな味です。

ポテトフライ自体は、ウマいです。が、
ケチャップは駄菓子屋にある『梅ジャム』(あの、ミルクせんべいにつけるヤツね)そっくりでございます。容器はハインツのクセに、中身は別だよ。

もう一つあった調味料、モルトビネガー、これを地元っ子はフィッシュにたっぷりかけるって言うじゃないかい?
が、これも???な味。
でも、そうケミカルな味じゃないから、きっと食べなれてる人にはいい味なんだよ。
そして、ケチャップもたぶんこれを使って作られているんだと思う。

だからイギリス料理は・・と言われる所以でしょうか??

その後地下鉄で、ロンドン橋へ。
これは、なんてことない、新しいただの橋です。

川伝いに歩き、タワーブリッジへ。
テムズ川多摩川隅田川より、ずっときたないっス。
川の石や周囲の河岸が、油染みた泥まみれでございます。
なんだか意外でした。テベレ川もセーヌ川も、隅田川よりはきれいか、いい勝負ってとこでしたから。

京浜工業地帯の海のほうが、ずっと澄んでますよ。
日本の水処理は、かなり優秀だとわかりました。
ってか、イギリスがゼンゼンがんばってないのだと思います。
鵜が何羽かいて、魚を取ってるようですが、気の毒です。

がんばれイギリス! がんばれテムズ!

同じように、大勢の観光客が川沿いを歩いていました。

やがてロンドン塔が向こう岸に(ヤバいので写真は撮りません)、
向かいにタワー・ブリッジが見えて参りました。(写真)

イギリスらしいものが見られて満足ですが、困ったのはトイレです。
駅にも、公共のものもほとんどありません。

仕方なく店に入ることにしましたが、スタバしかナシ。
敗北でございます。
トイレも、並んでいます。

お茶を飲んで出る頃には、また行きたくなるという悪循環。

疲れてバスに乗りたかったのですが、そこから目的の方向に行くようなバスはなし。
タクシーを待つも、なかなか来ない。
来ても家へ帰る途中と言うし、仕方なくロンドンブリッジ駅まで歩きます。
言葉を発する気力ナシ。

おりしもまたトイレ欲が。が、駅なのにトイレはございません。
外に、お金を入れるとドアが開く『カプセルトイレ』的なモノがありますが、
なんと内部自動洗浄タイムだとかで、開く気配ナシ。

イギリスは、よほどテロが多いんですね。

しょうがないので、駅前からタクシーに乗る。
一度くらいは黒いオースチンのロンドンタクシーに乗ってもいいかなと。

ビッグベン近くのウエストミンスター駅まで。
テムズを2回またぐという、ちょい遠回りと思われるコースでしたが、
一通とかあるのかもしれないし・・(イタリアは一通だらけなので、安全でした)
ロンドンアイ(ミレニアム記念にできた観覧車らしい)他、名所も車窓から見えたので
10ポンドでもよしとしました。

が、ウエストミンスター駅にも、トイレはありませんでした。
光都市なのに、困るじゃないの~!
イギリスの人は、膀胱が大きいんだろうか。

最寄のパディントンにはある!
まだ5時前、少しもの足りませんでしたが、戻ることに。

さらに!なぜかパディントン駅のトイレ前には警官が二名立っていて
入れませんでした。
警官が全体的に多かったので、事件があったのかもしれません。

なんだかこの日は「仕方なく」が多く、あまりうまく行きませんでした。
こんなにアクシデント続きの日は、他になかったかも・・
(トイレが少ないのが、大きな原因ではありますが)

この日前後に、成田でのエアカーゴ事故や、アメリカでの墜落事故、
また藤原紀香の離婚など、事故や変化が頻発しておりました。
ので、なんかそういう電磁波の出まくった日なのかも。

夜はパディントン駅構内のスーパー『マークスアンドスペンサー』で
自分は寿司の折り詰め(疲れが嵩じてつい日本食に逃げる)、
子どもはサンドウイッチを買いましたが、中身にセロリが入っていて子どもが音を上げ
交換することに。ちょいガッカリでしたが、思いがけずそのサンドウイッチが
メチャメチャうまかった!

ロンドン、サンドウイッチだけはどこにも負けないようで・・。

ダメな時があれば、いい時もあり。
ガッカリばかりが、いつまでも続くわけではございませんね。