一度見に行き、展示内容が豊富過ぎたため「2~3回は見にいかないとね」的なことをFBの記事に書いたところ、友人(仮にTさんとします)からお誘いいただいた。
Tさんはもともと友人のお知り合いで、友人の主催するワークショップで知り合った。
一昨年のワークショップで、一度目は6月、二度目は9月。
ほとんどのメンバーは入れ替わりだったが、彼女だけ2回とも参加していた。
どちらも結構スピリチュアルな集まりで、そうした場では初見でも信じられないくらい意気投合したりする。
冥想教室でもそうだが、スピリチュアルな場には必然があって集まっているし、
特別な縁があるものだと、ほとんどすべての主催者さんが口を揃える。
かくして再会してみると、なんと彼女とは同じ美大出身で、さらに在籍年も少し被っていた。
展示の鑑賞後にランチを共にしたのだが、感想を話そうにも実際はほとんど内容が頭に入らず、私はどこかぼんやりしていた。
なのでその旨を正直に告げた。
その2週間ほど前に受けたブロック解放ワーク以来、私はどこかおかしかった。
そのワークは無料な上に遠隔ヒーリングで、3年から5年分くらいのブロックをいちどきに解放するという。
ワークの主催者(仮にSさんとします)がそのような強力なワークをなぜ無料で施すかと言えば、
この時期に、集合意識のブロックを解消し、すみやかに意識の次元を上げていく必要に迫られているからだと言う。
ワーク希望者は、同様の意図を持って他の参加者や集合意識にも働きかけることが求められていた。(こう書くと、なんか怪しい団体っぽいですけど)
指定の日時にワークが行われ、以後一週間受け取るフォローメールを参考に、そのワークが最大限効果的になるよう各自が調整する(主催者側でも調整しているのかもしれないですけど、わかりません)。
結果、私の選んだブロックについては希望通り解消されたようなのだが
それからどうもボンヤリして考えがまとまらないし、文を読んでも頭に入らないので記憶することができない。
せっかく友人に教えてもらって見たDavidBowieの映画「ジギー・スターダスト」についても印象に残らない。
そして最も困るのが、夢を思い出せないことだった。
もちろんそれまでもすべての夢を思い出せていたわけではなく、目覚めたとたん忘れてしまったことも多々あるが
この2週間のようにまったく何も思い出せない状態が続くことはなかった。
そういったことを彼女に話したところ、
先日彼女にも似たようなことがあったという。
それは共通の知人による(その人を仮にNさんとするが、実際は私はNさんを一方的に知っているだけで、あちらは知らない)セッションの時のことで
Nさんの専門はヒプノセラピーである。
私はヒプノセラピーがどういったものであるのか、どのようにクライアントに働きかけるものなのか、ほとんど知らない。
何度かNさんのブログやウェブサイトは見たことがあって、
退行催眠のようなものかな、とおおまかに理解したつもりでいた。
実際そのようなことをしてヒーリングするらしいが、過去に向き合えるような意識状態になっていないとヒプノは危険だと噂では聞いていたし、
なんとなくNさんとは何かが合わないような気がして、私はセッションを受けるつもりはなかった。
しかしNさんがどのようなことをするのかには少しばかり興味があった。
で、聞いてもその日も私の頭はボンヤリしていたので、やはりいま一つ理解できなかった。
Tさんにとっては何らかの効果があったらしい。
で、セッションからの帰り道、電車内で急に感情が溢れ、なんだかわからないまま泣き通したという。
それをTさんが親しいご友人にその場でメールしたところ
「すぐにNさんに連絡を取るべきだ、彼女はかならずフォローしてくれるだろうから」
ということだったので、その場でスカイプだか何だかでNさんとやり取りを始めたそうだ。
すると「説明不足だった」ということでNさんのフォローが受けられたらしい。
それは好転反応に近いものらしいが、過去の傷に向き合いその部分に働きかけたことで、一時的なショック状態になり、魂が戻って来れなくなっていたらしい。
魂が別次元に行ってしまって、体から離れた状態になっているというか。
私の状態は、その時の状態に似ていたらしい。
最初は釈然としなかったが、そう言われると私が受けたワークも似た部分がある。
つまり過去に起因するブロックに働きかけたことで、似たショック状態が起きたということである。
私が解消しようと意図したブロックの根っこは、今世というよりは過去世の感知できない事件にあったようで、実際ワークによりブロックは解消したものの、それはショックを伴うようなものだったようなのである。
解消しても思い出せないような事件、つまり思い出したくない事件である。
意識はできなかったが、もしかして危険なワークだったのでは・・と
今となっては思う。
「アウシュビッツの記憶?(その2)」に続きます。