カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

「青山」は墓

朝のTV番組で、「林先生の(知ってトクする)ことば検定」とかいうのをよく見ているのだが
 
先日
「人間いたるところ青山あり」
という格言?が出てきた。
 
この
「青山」
というのが、何を意味するかというのが問題なのだが
 
このクイズは3択式で
答えのカードが赤・青・緑に塗り分けられていて
 
大抵「緑」がボケ回答になっている。
 
いつもつまらないオヤジギャグなので
林先生があきれたようにツッコミを入れるのが常なのだが
 
この日は緑のカードに
「墓地」
と書かれていて
 
「あ~、これは『青山墓地』というヒネらないボケですね~」
みたいな感じで一度ツッコんだが
 
実は、これが正解。
 
なんと「青山」とは
「墓」
を意味する。
 
私は「青山」を「自然深い前途洋々たる地」みたいなものと思っていたので
「人間はどんな絶望的な状況に陥ったとしても、新天地で希望が見出せる」
的なことばなのかと思っていた。
 
つまり「国破れて山河あり」的な。
 
しかし実際は
「人間、祖国を離れてもどこで死が待っているかわからない(祖国以外にどこにでも墓は作れる)。
だから出向いた地に骨をうずめる覚悟で精一杯活躍しよう。」
的な意味だった。
 
そのように「青山の解釈」については違うが
なんとな~く微妙に全文の解釈は似ているような気がしなくもない・・
 
 
それはともかく
「青山」
の意味を聞いて、むかし和尚から聞いた話を思い出し
 
やはり
 
という氣がした。
 
 
つまりあの墓地は「青山という場所にできた」のではなく
もともと墓地だったから青山という地名になったのだ、ということだと思う。
(林先生はその辺りについてはコメントしていなかったが)
 
 
専務は当時しばしば年若い女友達に会いに
原宿や表参道などに行っていた。
 
そしていつもパスタを食べるんだと言っていた。
 
しかし和尚は
「あのあたりに行ってはいけない」
とよく言っていた。
 
それは、広大な墓の跡だから。
 
確かにあの辺り、行くと頭が痛くなったり、かなり疲れたりする。
 
 
土地の素性というのは、そう簡単に変わらない。
 
そういう場所だからこそ「青山」という地名がつき
人が葬られるようになったのだろう。
 
 
そう考えると、おしゃれな街も違った顔に見えてくる。
 
確かに町名に「青山」とつく周辺を見てみると、ほとんどが墓地で占められ
他は競技場など、通常の住宅地に当てられていない。
 
また、都営住宅が多い。
 
公営の住宅は通常の宅地と違い、私的な企業にとって金銭取引で採算が合わないような場所の可能性がある。
 
青山墓地の形状を見ると、扇状地のように見える。
 
外苑西通り外苑東通りも、またそれに挟まれた通りも川の形状で、現在は暗渠なのではと思わせる。
確かキラー通りも暗渠だった。
 
その元・川と思しき通りの合流したあたりと、
川の上流と思われる国立競技場の辺りに「霞」という字がつく地名がある。
 
実際のところどうかわからないが、それは湿気と関係がある漢字のような気がする。
 
さらに上(北)に行っても、それらの通りに挟まれた辺り、また周辺には寺が多くなっている。
 
漢字や形状から、土地の素性が知れてくる。
 
 
そういえば小学校の海の家は「青山荘」といったが(元の学校が青山に関係しているからで、仕方ないと言えば仕方ないのだが)
それって、言霊的に見るとヤバっ!(笑)
 
改装前は相当ヤバい雰囲気だったが                                                             
改装後はきれいになり、そんなことはなくなったのだろう・・たぶん。
 
母の行っていた学校も、青山墓地のほとんど敷地内だったけれど
ヘンなことは起きなかったのだろうか。
 
他に似たような意味を持つ字として、「芝」または「柴」が怪しいかな
と、勝手に考えている。
 
漢字は今の時代に持たされる意味と、中国での本来の意味もあり、
それらが大幅に違っていることもあるから注意が必要だ。
 
「光」とか、「幸い」とか・・。
 
そう考えて地図を追うと、一層楽しい。

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