カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

西東京でだらだら

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皆様、ご無沙汰しておりました。

ちょっと、ヒマさえあれば寝ている・・という状態だったもので(汗)

一昨日外苑前を歩いていたら、神宮球場の前でいしだあゆみさんとすれ違いました。

深い帽子をかぶり、びっくりするほど地味でした。


さて、先日知人の個展が国立であったので、行ってまいりました。

普通に行くんじゃつまらないので、
横須賀線が武蔵小杉に停車するようになったのを利用して
武蔵小杉から南武線で谷保まで行き、そこから歩くことにしました。

久しぶりに自分の育った地に来ると
当時のことが思い返される。

東京にほど近い川崎の工業地帯は
まだせかせかした雰囲気を保っていて
東京を目指し上を目指すあわただしさに満ちている。

私はその雰囲気にあおられ、
日々アップアップしながら学校に通っていた気がする。

横浜駅より東京寄りにはまだそんな雰囲気が一帯にあるように思われる。
横浜駅より南になると、みんな東京を目指さなくなり
あくせくしなくなる・・ような気がする。


谷保駅から国立駅までは、約2キロ。

そうしたら、しばらく来ぬ間に
『西府(にしふ)』なんて駅が分倍河原駅と谷保駅の間にできていた!

2009年の3月開業だったそうな・・
ぼんやりしてる間に、ずいぶん時が流れていたようだ。

で、ついでと言っちゃ―失礼ですが
谷保駅から200メートルくらいのところに
谷保天満宮(やぼてんまんぐう)』なるお宮があるようなので
ちょっと覗いてみることにした。

ここはWikipediaによると

「日本最古の天満宮(903年創建)であり、亀戸天神社湯島天満宮と合わせて関東三大天神と呼ばれる。」そうな。

ついでに
狂歌師の大田蜀山人(南畝)が、『神ならば 出雲の国に行くべきに 目白で開帳 やぼのてんじん』と詠み、ここから『野暮天』の語を生じた」
らしい。

さらに
1908年(明治41年)に有栖川宮の車が日本初のドライブツアーを行った際
この天満宮で昼食会が催され安全祈願が行われたので、
交通安全祈願発祥の地ともされているらしい。


さて、甲州街道に面した天満宮
森に囲まれ、敷地もすごく広く
たいへん大きいお宮とうかがえたが

なんせ、人がおらん・・(汗)

これだけ大きい神社に参拝客がいないって
けっこう怖い・・

先に挙げた関東三大天神の他二社より
規模はかなり大きいと思うが・・

普通、明治神宮とか大きい神社は
平日でもなんでも日中ならば誰かしらいますよね。


てなわけで、なんとなーく中に入れずに
外側から巡って見ることにしたのでした。

入り口を通り過ぎ、西側面に沿って南方向に下りていく。

すると西側面に入ってすぐ、大きな池があった。

鬱蒼とした木々に囲まれているので暗く目立たず、
つい池は濁っていると思いがちだが

その池が、底の見えない部分がないほど異様に澄んでいる。

中では何匹もの大きな色とりどりのコイが悠然と泳いでいる。

流れていないと、この透明度は保たれない。

ここは池でなく、実は泉で、中央に弁天さまが奉られている。

泉は昔、この周辺の人々の生活用水となっていたようだ。

暗い中に美しい泉が湧き出す様はぞっとするほどで
神が奉られるのも当然と思われた。

そして思った通り、脇から小川が流れている。

撮り方が悪くて水がないように見えてしまうが
実際はよく澄んだ水が浅く流れている。

晴れていてよかったと思いました。


向きを変えて国立に向かう。

お昼は駅近くの喫茶店「ロージナ」でと決めていた。

昔、武蔵小杉にミートソースのおいしい店があって
幾度となく通ったのだが
今はお店も場所を移し、その味もなくなってしまったらしい。

それが恋しくて、似た味を探そうと思い立ったのである(おおげさ)。


ここのはボリュームがあり、その味に近かった。
大満足でございます♪♪

これでサラダ、コーヒーかデザートがついて880円。
本当はコーヒーが飲みたかったけど、このあとどこかで飲むかもなので
ゼリーを選ぶ。

あまり甘さはなかった。量はミョーに多かった。

ここの店の2軒ほど隣りに『邪宗門』という有名な喫茶店があり
店主が亡くなったので閉店したが
以前ここの店でその有名な店主を見たことがあった・・気がする。

その店主はタータンチェックの帽子だかベストだかを身につけ
かなり明るい色に髪を染めていた気がする・・
が、見間違いだったのだろうか。


店を出て『邪宗門』の前を通ると
もう亡くなって何年かたつはずだが
3つほど花束が供えられている。

なんとなく、しんみりする光景だった。


さて、溝上幾久子さんの個展はやはりよかった。

そこで溝上さんとそのご友人のエッチング作家・松本里美さんと少しお話しした。

楽しくて、すぐ帰るつもりが、長居してしまった。

ものを作る人と話したのは、ずいぶん久しぶりのような気がした。

展覧会などの話を少ししたが、すごく、そういう会話に飢えていた気がして
家に帰って泣けてしまった。

あそこで溝上さんが呼びとめてくれなければ、
自分はそういうことに気づかずにずっといたと思う。


その後吉祥寺でお惣菜を買ってコーヒーを飲んだ。

いい夕焼けだった。