先日、新小岩~京成立石~四つ木橋~東向島~曳舟のルートで散歩した。
前の職場の取引先の人(仮にNさんとする)と一緒に。
この一帯はNさんの馴染みの場所でもあるので、案内をお願いした。
新小岩から京成立石に向かう途中で、「純喫茶パール」が営業中なのを発見。
「食べログ」では営業を確認できていないということだったので、閉店したのかと諦めていた。
シャンデリアも内装も堂々たるものでしたが、さりげなくていい感じのお店でした。
暑かったのでアイスコーヒーで。
食事メニューもいろいろあり、ナポリタンとかよさげでした。
ここに入りたいと言ったら、Nさんが驚いていた。
仕事で何度か訪れた場所だったそうだ。
そして立石商店街。
脇道も含めてビミョーに小倉の旦過市場っぽい。
いや、あちらはこんなまっすぐじゃないしもっと暗いけど。
その後曳舟の飲み屋に行こうということになったが、時間が少し早いので東向島の某喫茶店で時間調整する。
何だか超マッタリした、地域密着型喫茶店で、適当に入ったにしてはめちゃめちゃアタリだった。
東向島~曳舟も、昭和な建物だらけ。
そしてNさん馴染みの飲み屋は、地元の人々がそれぞれ1人で来ていて、楽しそうに飲んでいる。
ウサを晴らすサラリーマンの集団とかはいない。
来ていても二人ずつくらいで、みんなカウンターで馴染みの方と静かに語らっている。
内容は昭和の話だったりして、少し切ない。
「角の店の親父さんも
だいぶ昔に亡くなったね」
なんて。
私だけは余所者だったけど
それでもそれぞれの方々の中に堆積する時間が愛おしく思えて
こういう人たちが日本を支え、作ってきたのだと思った。
この日巡った三軒の店、
そのどれにも故人の写真立て、もしくは面影があって
店と場所と客すべてが
愛でつながっているのを感じた。
でも、さっき話題に上った「角の店の親父さん」
飲み屋に入る直前に覗いたら、
いたんですけど、
もう一人親父さんいるのかな。
だといいけどな。