カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

犯人よりも怖い・その2

しかし防ぐ手立てはいくつもあったはずです。

 

Vさんがいつも人の後をついていくクセがあったから

彼らは私と子供を先に行かせその間に入りました。

 

そしてVさんは日本の首都圏で働く人間らしく

人ごみを避けることなく突っ込んでいったのです。

 

Vさんは人にぶつかることにまったく抵抗を感じません。

 

欧米人ですと、適度な距離を保とうとする傾向があります。

ぶつかったら”Sorry”は当たり前なのです。

 

その距離感の差も、彼を犯罪に巻き込んだ一因だと思います。

 

そして人の背後というポジションに、彼の特質が表れていると私は(勝手に)推測します。

 

人の背後、後頭部から肩付近に

サイキックゲートといわれる、エネルギーの出入り口があります。

 

祈祷で気を入れる際にもそこから行いますが、逆に邪気なども入る場合があります。

 

つまりある程度、持ち主の気に干渉できるポイントなのです。

 

だから背後に立とうとする人物には要警戒ですし、なるべく立たれないようにした方がいいとも言えます。

 

ゴルゴ13だけでなく、背後はやはり誰にとっても弱点ですから

武士も背後に立たれることを嫌います。

 

背後から切られることは、武士にとってこれ以上ない屈辱です。

 

そうした文化的背景も日本にはありますから

満員列車でもない限り、人の背後には立たないことがエチケットです。

 

Vさんは無意識かもしれませんが、常にこのポイントに立とうとしています。

 

通常、人はあまり不用意には他人に近づかないし、特に背後に立つことはないと思いますが

 

そのスポットにばかり立とうとする人は、やはりどこか普通の感覚ではないと言える気がします。

 

結局その依存心、人から安心感を得ようとする心が

逆に奪われる結果になったとも考えられます。

 

いつも人からチョロまかすことばかり考えているから

同類が引きつけられた、という気もします。

 

正直、彼にはいいクスリだと思いました。

 

まあ、内省という文字はない人間なので

どこまでクスリになったかは不明です。

 

しかし犯人もよく人を見ています。

盗るならどの人物、と当たりもつけていたはずです。

 

Vさんはどこからどう見ても平和ボケした日本人。

金もそこそこ持っていそうです。

 

私などは服もボロいし笑わないし

どこからどう見ても中国人かフィリピン人で

日本国内にいても間違えられる始末です。

 

逆に私から盗られないかと警戒して

欧米人が避けていきます(笑)

 

中国人は同国人だとカンちがいして

私に中国語で道を聞いてきます(笑)

 

不法就労するんじゃないかと税関では他の日本人よりたくさん質問をされます(笑)。

 

まあ最近、中国人は金持ちっぽいですけどね。

 

またヨーロッパでは子供に金を持たせないので

親子でいれば子供が狙われることは少ないと思います。

 

結局キャッシング限度額が少なかったので

被害も思っていたほど大きくありませんでした。

 

授業料、と言える程度の金額です。

 

しかし感じたのは

犯人よりも取り扱ってくれた警察官の方がはるかに怖かったこと。

 

ドイツ警察、怖い~

 

女性もリュック・ベッソンの「タクシー」に出てくる

ペトラさんみたいなゴツい感じで眼光鋭かった。

 
 

ロンドンのウエストミンスター大聖堂(寺院ではない)近くで

不審者に声をかけられたがよく聞き取れず

英語がわからないふりをしてやりすごしたところ

 

その直後に見るからに警察官な男性が走ってきて

「今の男は何を言ってきた? 金をせがんだのか。」

と詰問され、

「よくわからなかったけど金のようなものをせがんだようでもあった・・」

と返すやいなや不審者の去っていった方向に走っていった。

 

ニュースコットランドヤードもほど近いし

当たりをつけて張っていたようでもあった。

 

その時も、不審者の様子よりは警察官の様子の方が何倍も怖かった。

 

盗人も不審者も「怖い人」なのかもしれないが

どこか人間臭くてこちらが油断してしまうようなものを持っている。

 

しかし警察官はそうではない。

 

糾弾者のほうが何倍も怖い(笑)

 
 

ということはVさんよりも

私のほうが何倍も恐ろしい、ってことかもしれない(笑)

 

実際そのような感想を何度も周囲からはもらってきた、気がする・・

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(写真はベルリン・ベルナウアー通り)