カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

妬む人と妬まれる人

ソプラノ歌手の友人Lさんと新年会をした。
 
お会いするのは先月のライブから約ひと月ぶり、
食事会は夏以来だった。
 
恒例の中華料理店に行く。
 
歌手だけあってかなり「気」の強い人である。
体質的には「実」のようである。
 
正直なぜ私のような「虚」の人と会おうという気になるのかよくわからないが
 
 
今回も「妬みパワー」についての話になった。
 
 
やはり人前に出る仕事の人は、いろいろ受けるらしい。
 
またそのせいか?それとも、だからこそか?
 
なかなか人生もドラマチックです。
 
 
私だったら相当ヘコんでしばらく立ち上がれないような経験でも
ポジティブに明るく乗り切っています。
 
 
実は音楽だけでなく
美術関係もいろいろ妬まれることはあるようで
 
彼女と親交のある芸術家ご夫婦も、相当妬みを買い
Lさんが歌手であることから気遣って、彼女にそういった話をされたそうです。
 
よく有名人とか歌手とか、人前に出るような職業の人の「妬み税」という話は聞きますが
 
「絵描き」のような、裏に隠れた善良な市民(?)まで妬みを受けるのは、心外です(笑)。
 
自由にやりたいことをやっている人は、妬まれるのだそうです。
 
 
逆に、妬むのはやりたいことを我慢している人です。
 
SNSの彼女の記事に寄せられたコメントからも、彼女は妬みを感じるということでしたが、そうする人は彼女と同じように歌を歌いたがっている人ということでした。
 
歌いたいけれども、やっていない。
自分ではできないと思っている。
 
 
確かに昨夏、サイキックの人に見てもらった際、バンパイアは
「絵を描いていることに対して妬んでいる」
ということでした。
 
 
本人はどうも多感な年頃に、自分の作品を笑われたことがあったようです。
 
確かに妬みパワーを感じます。
 
 
 
 
正直、私も結構フェイスブックを始めた当初までは
人を妬んでいました。
 
生まれや育ちのいい人、優秀な人・・
 
でも SNSでそうした人に出会う機会が増えて、耐性ができたというか
あまり動じなくなり、妬むことが少なくなりました。
 
 
一つには、そうした人を妬んでいる自分を受け入れる。
羨ましいのは仕方ないと、自分で認めることです。
 
そして羨ましいのは、自分にもそうした可能性が眠っているからだと
励ますようにします。
 
さらに妬まなくても、自分は自分のペースであるべき姿に向かっているし
歩みが遅いように見えて焦ったりするのは、なによりも努力をして頑張っているからなのです。
 
だからそこも認めて自分を讃えます。
 
未熟であっても、いや未熟であるからこそ自分は尊いのだと思うことです。
 
本来私たちは完全無欠だけれども、敢えてこの世に生まれることで
わざわざ欠乏感を感じ、その後やっぱり完全だった!と思うようなシナリオを用意しているらしいですから、
 
 
やっぱり今は未熟でなければならないわけです。
 
つまり完璧であるがゆえにわざわざ未熟を体験しているわけだし
未熟はもともと完璧であることの証なわけです。
 
そこを経験しに来ていると思えば、焦りも軽減します(しないかな?)。
 
 
あとは、やっぱり人と比べちゃいけない。
 
 
かけがえのない、世界、いや宇宙にたった一人の大切な自分なのだから。
 
妬む人はやはり、自己評価が低いですよね。
自信がない。
 
私はああはなれない、と思ってしまう。
 
でも、本当は妬まれる人も、妬む人も差はあまりない。
 
 
本当は素晴らしく輝いているのです。
 
いまくすんでいるように見える自分、苦しんでいる自分は、そのままで輝いている。
 
輝いていないと思っているのは自分だけで、その苦しみ自体がそもそも輝きなのです。
 
そう信じることです。
 
そう思っていたらだいぶ鍛えられて、あまり人を羨ましがらなくなりました。
 
 
たまには羨ましいこともありますが・・それはそれでいいでしょう。
 
 
そして自分で何かやってみることですよね。
 
 
「自分でやる」ことと、「人がやっていることをただ見ている」のでは大違いですから。
 
どんなことも自分でやることで主人公になれるのですから。
 
 
やはりなにがあっても、自分の好きなことをやっているべきだと思います。
どんな些細なことであっても。
 
楽しむことが必要です。
 
 
自分でやってみて初めてわかることがあり、
 
好きなことをすることで多くのことを知り
 
リスクを引き受けるのです。
 
 
Lさんもそうですが、好きなことをしている人の筋は一本通っていて
とても甘い雰囲気ではありません。
 
 
ローマのグラディエイターとご本人も言いますが、その通りの雰囲気です。
 
しかし困るのは
会うと彼女についている妬みがこちらに移り、私の表情がある特定の表情になることです。
 
おそらく妬みの主、生き霊ですよね。
 
うちのバンパイアも、憑依するととたんに私の顔が変わるのですぐわかります。
 
他人のものをブロックするようになって初めて、私は本当の自分の顔を知ったのですが
 
それまでは別の顔、特に夫に憑依されていた顔を自分の顔と信じていました。
 
 
彼女からもらうものは落ちるまでに二日ほどかかりますが、その間は結構苦しいです。
 
彼女は医療従事者なので、それにより負っているものもいろいろあると思います。
 
並外れた明るさと強さがあるためにあまり影響を受けていない方だと思いますが
 
正直、医療従事者の抱えているものを折半してあげられるほど、私には度量があると思えません。
 
 
しかし妬むヤツはヒマだなと思います。
 
せっせと「ネガティブ」であるにしろ
人にエネルギーを注いでいるのですから。
 
その分自分で使ったほうが
どれだけ生産的かわかりません。

イメージ 1