カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

士農工商

と言っても、身分制にかこつけて特定の身分の人をディスろうという主旨ではない。
 
 
先日、叔父(母の弟)の葬儀後、もう一人の叔父家族と軽食を取った。
 
母の旧姓(母方の祖父の姓)はあまりポピュラーではない。やや珍しい方と言えるだろう。
 
 
父方の姓も同様だが、たまに同じ姓の人と出会う時がある。
そのうちの一人は高校の一つ上の先輩で、別の附属中学から来ていたが
私と同様小学校から内部で、一度だけ高校時代に顔を合わせたことがある。
 
しかし同じ姓とは直接伝えられず、放送委員会だったその人に私の友人が呼び出しを頼んだ際に、同姓の下級生がいると初めて知ったようで、苗字だけでなく名前の方も一文字共通だったので
「兄弟みたいだな」
と、言っていたらしい。
なおその友人はその先輩と同じ附属でやはり小学校から内部なので、
彼女の知る限り、二人同じ姓の人物がいたわけだから、あまり珍しい姓とは思っていなかったようだ。
 
しばらくしてその先輩を某番組で見かけた。
その番組には1年ほど出演していた。
 
芸能人だったわけではなく、
スポンサーの持っている宣伝コーナーで担当として出ていた。
 
直接話したことはないので、ルーツについて共通項があるかはわからない。
 
 
同姓のもう一人は、最寄り駅近くのよく行く店で働いていた。
その方のおばあさまが父の郷里出身なので、遠い親戚だろうと思う。
 
 
一方、母方の祖母の姓はポピュラー過ぎて、どのクラスにも一人は、少なくとも1学年に一人はいそうな姓である。
 
 
で、遠回りしたが、もどって母方の祖父の姓について。
 
ある有名な建築家と同じ姓なので、出自が同じかどうかを叔父が調べているという。
 
 
で、その姓は古くは某侍の姓だったらしい。
 
それを聞いて、母が喜んでいるのだ。
 
 
しかし、どう贔屓目に見ても、うちの親戚を見渡したところで、侍のメンタリティのかけらもない。(笑)
 
侍の血筋の人は、やはりそれ相応の雰囲気を持っている。
 
知人に元警察官で、剣道の高段者がいるが、苗字もそれっぽかったりして
先日侍の格好で私の夢にでてきたが、まったく違和感がなかった。
 
所作や考え方なども質実で質素だったりする。
 
士だけでなく、公家や小役人なども見かけるが、やはり相応の雰囲気を持っている。
 
家系全体がそうかどうかはわからないが、個々人がそうした雰囲気を持っている。
 
魂あるいはDNAに刻まれた記憶を、無意識に生きているのだろう。
 
それぞれの人が何を大切にしているか見ていくと、身分はおそらく簡単にわかる。
 
たとえば家柄や名誉を大事にしているなら武家や小役人、もしくは公家かもしれない。
 
土地を大事にしているなら、農民かもしれないし、地方豪族かもしれない。
 
そして職人はなにより仕事の質を大事にしている。
金よりは技術である。
 
商人なら利益だろう。
 
 
そう見ていくと、母方の家系は職人や商人、また農民ではあるけれど、侍ではない。
 
芸人の魂の人もいる。
 
父方の家系もほぼ職人か農民である。
 
そこにちらほら芸人がいる。
 
 
そうしたことは、代が変わっても、そうそう変わるものではないと思う。
 
だからやはり母方の祖父の家は、侍の家系ではないと思う。
 
 
と思っていたら、先日、やはり同姓のデザイナーを見つけた。
 
あまりない姓だけに、いると印象が強い。
それもデザイナー系に二人もいるとなると、そうした系列なのかとも思う。
 
バンパイアの家系は商人で、最小の努力で最大の利益を宗とする。
 
メンツやプライドを大事にする小役人的な人々も目立つ。
彼らは取り立ても上手いのだ。
 
そう考えると、バンパイアであることはなるほど家系的に違和感がない。
 
 
ところでグルメ系の番組など見ていると、喫茶店の店主に武士の家系である人を
最近よく見かけるように思う。
 
太平の世になると、彼らは茶を点てつつ生きる、ということだろうか。
 
意外に、違和感がないものだ。