カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

オーラソーマとチャネリング

オーラソーマの一番初級の講座、レベル1を受けていた。


ただの客として
リーディングを受けたり
単発の講座を受けたりしながら
10年が過ぎた。


生徒さんは他に2人いて
お二人ともオーラソーマには初心者に近く
スピ系にもあまり免疫がない的なことをおっしゃっていたが


少なくともお一人はヒプノも経験済みだし
エンパスではないか聞いてみたら
「絶対そう」
と即答されていたので
かなり入れ込んでおいでと見受けられた。


その方を仮にAさんとするが、
初日に4本寒色系のレスキューボトルをご選択。


オーラソーマの講座では、毎日朝一に必ずボトルを4本選択する。


レスキューボトルとは、緊急事態に即効があるボトルで、選択した人がレスキューを必要としている場合もある。


Aさんの場合、なんと着ている服まで下が黒のレスキュー系でシンクロしていた。


最初、
「私、あまり人に心を開かないんです」
と言われていたが、かなり素直に心情を吐露されていた気がして、

私はその率直さにずいぶん救われた。


というのは、彼女も離婚を考えていて、私は離婚直後だが、状況的にはあまり差がなかった。


さらにその飾らない性格が
人に聞きにくいことを敢えてたずねさせていたので


乗じて私もいろいろと疑問が解けた部分も多かった。


このように講座とかで居合わせる人は、それなりに意味やつながりがあって集まっているので、


そうした人のリーディングから気づきを得ることも多い。


もうお一方をBさんとすると
彼女の選んだボトルには

魔女狩りや吟遊詩人としての過去世に関連したものが、ほぼ毎日含まれていた。

彼女は長年、同じ会社で働いていらっしゃる。


それも大したことだと思うのだが、
ご本人は何か別のことをしたいと思いつつ
現在の状況を続けているということだ。


今回は、新しい状況に差し掛かっている、または状況を変えることを強く望んでいる人の集まりだったように思う。


まあ、オーラソーマをやる人は、概ねそうかもしれないが。



クラスはオーラソーマ創始者のヴィッキーさんの生い立ちから始まる。


そうしたことも含めて講座全般から
今まで個別に得ていた知識が繋がった感覚を得た。


レベル1を受けなくても
自分を癒すだけなら
お店でリーディングしてもらって
そこそこお客として通っていれば
ポマンダーやクイントエッセンスなどの使い方は教えてもらえるし

生命の樹や72の天使の単発講座を受ければ
カバラやタロットとのつながりも微妙にわかるし

個々のボトルの説明も、ネットを探せば出てくるから、

製品を使う上で差し当たって困ることはない。


それでも製品が生まれた背景などを知ると
改めて信頼感が増すし

意味がある選択をしたこともわかる。


去年、オーラソーマはシステムが新しくなったので

内容はかなり整理されて
タロットとの関連の項目は削られたようだが


こちらの先生は、時間を多く裂くわけではないが、必要に応じてタロットの関連を説明してくれるので、わかりやすい。


他、新システムでどのように変わったのか、それに伴う問題等、ウラ?情報も。


どれも興味深く、眠気も多動癖も心配不要で、4日間があっという間だった。


しかしちょっと気になったことが2つ。


一つは成分について。

先生はすべて天然の色素と言われていたが

むかしお店でいただいた全成分表には
タール系色素が含まれていた。

緑や黄色系は自然の色のようだが
自然の赤や青は退色しやすい。

一瞬色が出ても
例えばツユクサの色だと紫に変わってしまったりするのは

子どもの頃遊んだりして
ご存知の方も多いのではないだろうか。


タール系が含まれていても
肌が着色されるほどではないので
微量だとは思うが。


もう一つは「チャネリング」について。

先生もハッキリ言われていたが
チャネリングはダメ。
チャネリングは自分の外側の世界とつながることだから」

ということだった。

それに対しAさんが
チャネリングって、自分の内側とつながることでは?」
と言われていたが、

私もこれに関しては、Aさんの表現の方が
正しいように思うのだ。

表現方法の差でしかないから、
言いたいことは同じ、というか
忌むものは同じである気はする。


目指すのは、自分で自分の内側に気づいていく、寄り添っていくことで

それはどちらも変わらない。


ただオーラソーマの人たちが言う「チャネリング」は

イタコの口利きのようなことを指しているのだと思う。

創始者のヴィッキーさんは、チャネリングが大嫌いだったと、3年前に離れて行った人も言っていた。


仮にその人をYさんとするが
彼女もオーラソーマティーチャーコースを取っていた、オーラソーマ信者だった。


結局合わなくなったのは、私がチャネリングを受けたことを、彼女が批判したからだった。


でも、自分を知ることができるなら、手段はあまり問題ではないんじゃないか。


問題なのは、「お告げ」のようなものに踊らされ、依存させられる等であって、
「他人から知らされる」ことじゃない。


他者に知らされるから、そこに2割程度はその人の個性のようなものが反映されることはあるが

それを除けば特に問題ではない。


その箇所が見定め辛い部分はあるが
問題は、チャネラーとの立ち位置が対等でないと勘違いすることから来ることが殆どだと思う。


例えば前世にしても、私に関して言えばすべてのチャネラーが違うことを言う。

しかしどれも正解だと思うし、
その時告げられることは恐らく私自身が決めているのだと思うし

問題も含めてそこに表れるものは私自身である。


無意識で霊的なことを信じない人も
実は常にどこかしらとチャネリングしているのだと思うし

他者がするチャネリングに救われるケースも多いと思う。


オーラソーマ自体がそもそもチャネリングの道具であるように、私には思える。


だから彼女たちが「チャネリング」に反応するのを、少し意外に感じる。


オーラソーマ側の人々すべてが同じではないかもしれないが、

少なくとも創始者含めて3人もティーチャークラスの人がそう言っていると

何か「団体」としての意向みたいなものと受け取ってしまい、

「団体」に馴染めない私のブロックが表面化してくるのを感じる。


他者にチャネリングしてもらわないで、自分で見に行くのがヒプノセラピーなのだろうが

こちらも、サポートしてくれるヒーラーの個性が影響してくることはあると思う。

先のYさんは、ヒプノに関しても懐疑的だった。

オーラソーマも他人が考えたシステムだから、それを理解する必要は少しばかりあり、それは他のチャネリングとほとんど変わらないのではないか。

ただこのシステムが特殊なのは
どのボトルを選ぶかはクライアントに任されていて、その人が必要なものを選べる。

そのボトルを使うと、その人のトラウマを追体験するような現象が起きてくるが、何らかの知恵と共に統合できるような経験も同時に起きてくるような感じになる。

そう考えると、ヒプノセラピーに近いような気もするが、

無意識のうちに統合が進むこともある。


その場合は何が起きたのか気づくのは難しいが、後で変化を発見することがある。




前世などは必ずしも知る必要はないし、概ね現世にすでに反映されているが

知ることで今の状態が納得いく部分はあると思うし、解決につながることも多くあると思う。


時間的にも金銭的にも、そうそう他人に見てもらえるわけでもないのだから


基本的には自分で見て行かざるを得ないだろうし

見てもらいたくなったら
見てもらうのも手だと思う。


その話が出たのは最終日で、帰り道そのことについてAさんと話す時間もなくはなかったが

私は話さずに別れた。

話せばよかったと、少し後悔する気持ちもある。