カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

和尚の行くところに地獄あり

むかし職場にきれいな人がいたんだけど(仮にAさんとしておこう)、
どうしてやめちゃったのか、小坊主は気になっていたんだよね。
昔からいた人はみんなやめるかやめさせられちゃって、
それも短い期間で入れ替わるから不思議だったんだ。
秘書が一番長くて20年以上、専務が15、6年、
今残っているのはその2人だけだ。

5年前まで小坊主は一信者として通う身だった。
たま~に人手が足りない時手伝わされたりしていたけど、
中にいる人がよく変わるのは、外から見ていてもなんとなく
わかるものじゃないですか。
ある時和尚が「金を着服したからみんなやめさせた」って言ってるのを聞いちゃったんだ。
たしかにある人は本当に着服していたみたいだけど、
この人はそんなことないだろう、って人も突然やめていた
(この人は女性で、Bさんってことにする)。
黙認していた、ってことでやめさせられたのかもしれないけどね、
そこんところは推測で、よくわからない。
自発的にやめる人は、
だいたい和尚か秘書かどちらかと合わないという理由だったけど、
Bさんはそんなふうでもなかった。

Aさんは珍しく秘書とすごくウマの合う人だった。
だからAさんがいつの間にかいなくなったことが不思議で、
小坊主がこの職場に入ったとき、どうしてAさんがやめたのか
秘書に聞いてみた。
「あの人はもともとアパレル関係の人だったから、戻ったんですよ。」
ってことだったが、実際はやめさせられたんだよね。

和尚が手を出したらしい。
それが秘書にバレて、一悶着あったそうな。

ある時から、Aさんはたびたび、専務に「和尚はケチだ」ともらすようになったらしい。
秘書にはあんなにあげるのに、私には?ってことだったようだ。
それでたびたび、おふだの返納喜納金とかに手をつけていたようだ。
ほんの1,2千円、トータルでも1~2万にしかならないだろうけど。
まあ金額が少ないからいいってわけじゃないけど、不憫だよね。

Aさんの作ったデータは入力ミスがすごく多かったので、
秘書とムダ話ばかりしていたんだろうと小坊主は思うけど、
実は人あしらいがすごく上手だったので、専務は気に入っていたらしい。
専務は、仕事上の人間とそういう関係になるのはタブーと知っている人なので、
何もしなかったが、専務がAさんを気に入っているのを、和尚は気づいていた。

そしてある日、和尚が専務に言ってきたそうだ。
「あなたの気に入ってるAさんね、いただきましたよ。」

まあほとんど専務から聞いた話だけど、人間ってすごいと思うでしょ!?
ユーレイより怖いと思うでしょ?
まあ、和尚が特別、なのかもしれないけど、
そんな思いをしてナゼ専務はここにいる?
「考えがあるからだ」
っていうけど、専務、アンタ何考えてんの???
専務も十分コワいよ。
そして目の前の事件はみな自分が創造している、ってハナシがあるけど、
この状況を見たがってる小坊主、アンタは一体何が見たいの?
アタシも化けモノ?

それにしても和尚の都合だけでもてあそばれてやめさせられたAさんが
すっごく不憫だ・・
Bさんも似たような感じだったらしい。

それでこんな風に上がワサワサしてたら、
ちょっと着服しちゃおうって気持ちにもなるよね。
バカバカしくてやってられないもん。
そういうことだったんだよね・・