カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

もう木を切る時期は過ぎた

展示中のため微妙に気ぜわしく、またこの一週間はネコの体調も不安定で、なかなか見通しも難しいです。

 

2月は内に溜め込んだものが出る季節・・

 

さらに、木の剪定とか園芸的には、春前の準備にいいシーズンなんでしょうね。

 

そのおかげで、住んでいる目の前の植え込みの大規模な手入れがありました。

 

一帯は広葉樹林が多く、季節の移ろいが堪能できて、そこがとても気に入っていたのですが

 

昨年から木がどんどん伐採され、とても残念な姿になってきました。

 

 

駐車場を作るのか?と思ったんですが

大きい欅なども無残に切り倒されるので

 

 

前住んでいた棟の真前にある木も、もうアウトかと思いました。

 

その木を管理しているのは、私がいる団地ではないので、口を出す権限はないのですが

 

一朝一夕に育ったものじゃありません。

 

悔いのないよう、もの申しに行きました。

 

 

すると、桜など木が古くなっていて、年々強力になっている台風の影響で、折れやすくなったので伐採して新しい木を植え、一帯の植物も植え替えて、造園するのだとか。

 

確かに桜が古く脆くなっている部分はあるけれど、特に古くない欅まで切る必要はあるのか。

 

そもそも無計画に植えられた木だけれど、そうして大きくなって、夏の暑さから人を守ってくれているのに、かなり切ってしまったので、もう暑さからは逃れられない。

 

植え替えても、大きくなるまでは時間がかかる。

 

もはや、気候変動のタイムリミットは超えているのに。

 

木が私たちを暑さから守り、酸素を出して生かしているのに。

 

もっと先のことを考えて造園するというけれど

先はないかもしれない。

 

今さら・・だし、台風をひどくしているのはそんな無計画さで木を切る人間だし、朽ちていない木まで切り倒しているし、言い訳にしか思えない。

 

今までとは違う夏の暑さを、身をもって知ることになるのだ。

 

都内だと、例えば国立とかは、桜並木を守るために相当努力している。

 

木を切るというと、かなり署名などが行われて人が動くイメージがある。

 

こんな県央では、民度が違う・・とも思ってしまう。

 

一方で同じ県央でも、若葉台団地近くでは、つい最近だが、桜の保存のために署名活動が行われ、最初は無効だったが、施工主の協力で移植が決まった。

 

でも、移植も木には負担だと思う。

 

URでは、建て替えをしても、一部の木はそのままに残されるケースが20年前くらいから出て来た。

 

木が残っていると、当時を思い出す。

 

一部ではあるけれど。

 

 

で、棟の真前にあった木が切り倒されるのは今日か明日かと思い、生きた心地がしなかった。

 

管理事務所に聞きに行ったら、職員の女は

「全部切る」

と言った。

 

私は覚悟を決めて、毎日写真を撮り、木をハグした。

 

今までの感謝を込めて。

 

で、ブルドーザーが入り、造園業者が伐採した木の根を除去しているところに入って聞いたのだ。

 

「全部切っちゃうんですか」

 

 

「全部じゃないですよ。これとあの桜は残す。」

 

 

そう聞いて、脱力した。

 

 

寿命が縮んだ。

 

 

もし切られたら、切れ端をもらって帰って

ツイン・ピークス」のログおばさんになろうと思っていた(笑)。

 

私はミセスログに、似ているのだ。

 

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