昨日、岩盤浴に行ってきました。
一緒に行った母親が、顔色の良くなった私を見て、
「これ、続けるともっと良くなるわね」
と言いました。
確かに顔のくすみは取れ、一段白くなったよう。
いろいろな健康法を試して来ましたが、効果のあるものは
たった1度でも実感できる気がします。
でも、コンスタントに続けることで、どんどん良くなるかといえば、
必ずしもそうでないようです。
どんなに効く薬でも、体が慣れて、
やがて効かなくなる時が来る。
特に定期的に行うと、体がその刺激に対して
慣れやすいように感じられます。
神経症の治療の際、念を押されました。
「一進一退しながら、よくなりますからね。
悪くなっても、良くなる過程ですから、悲観しないように。」
人が機械と違うことを実感する場面です。
良くなる、というより、むしろ戻っていく。
良くなって、そのまま変わらないときは、元々がよかったわけで、
そこに戻ったのでしょう。
ひょっとしたら、何かをやってみても、元のところにもどってくるのかもしれません。
そう感じる時がしばしばです。
だからと言って、何かをするのがムダだと言っているわけではありません。
ジョージ・ガモフの「不思議の国のトムキンス」を読んで、難解さに玉砕したので、
あらためて古川タクによりマンガ化された「トムキンスさん」を読んでみたのですが、
その中に、宇宙空間で上に向かって猛スピードで走っていく人が、
下からこちらに向かってくる場面があります。
つまり、同じ地点に戻って来る。
これは、先ほどのことを指しているのかもしれないと思いました。