カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

人の変化

昨日、友人と東京国立博物館
仏像(大日如来)を見に行きました。

運慶作と言われるもので、中にそれらしき木簡があったとな。

そういやぁ、前回も東博へは運慶を見に来たんだっけ・・。7年くらい前だったけど。
高野山金剛峰寺の八大童子だった。

ミュージアムショップが大好きなのですが、
ここは特におもしろいものが多い!です。
http://www12.ocn.ne.jp/~tnm-shop/kids.html

なんと言ってもイチオシはハニワぬいぐるみでしょう!
高さが25センチくらいの、茶色いボアでできているのですが、
「踊る人」2種と馬。フツーこんなの作るか?

子ども二人に一つずつ渡せば、これで叩き合いをすること請け合い(笑)。
15センチくらいの、同素材でできたキーホルダーもあったけど、はっきり言ってヘン。
ハニワの絵がついたバッグとかも500円以下でありました。

静岡県の登呂遺跡に行った際、素焼きの5センチくらいのハニワがあって
10個以上買った私は、今回も負けて「はにわゴムスタンプ」262円を買ってしまいました。

・・カワイイです(苦笑)。

そのあと、久しぶりに赤坂見附のAUX BACCHANALE(綴りよかったっけ?)に。
向かいの公園の緑が深く、テラスには外国人カップルが目立つ。
寺が四谷にあったころ、よく帰りに寄っていたが、
俳優さんがいたりした。

初めてテラス席に座ったのですが、目の前のテーブルにいたスズメと、ミョーに目が合う。
足元には、ハトどもがうろうろ。やはり目が合う。

隣りのテーブルの人は一人で来て、シャンパン片手に文庫本を読みふけっている。

やがて、その人のテーブルに、皿山盛りのフレンチフライが来た。

と、スズメが来て、ホバーリングしながら、フレンチフライをすいっと抜き、
口に咥えて向かいの森に飛んでいった。

隣りの人は気づいていない様子。

さらにまた来ては、失敬していく。

まあ、のどかっちゃーのどかだけど・・。


思うに、昔は都会じゃスズメが人に近づいて来ることはなかった。
今の方がハラを空かしているということはなかろう。
道路はもちろんのこと、公園で食事していても、決して近づかなかった。

唯一近づいて来る場所があるとすれば、東京ディズニーランドだけだった。
人が完全に遊びモードになって、気を許しているから、
動物も気を許して近づいてくるのだと思っていた。

ヨーロッパでは、パリでもロンドンでも、スズメは寄ってきた。
日本とは、どこか違うのだと思った。

まあ、東京のどこででもということはないけれど、
なにかが変わった、と思った。

人の出す雰囲気が、昔と違うのだろう。
昔よりテンポは速くなっている。でも、高度成長期のようなハングリーさは、もうないのだろう。

かわりに、どこか諦めのようなものが、漂っているのかもしれない。

それをたぶん、動物は敏感に察知する。

環境破壊についてのニュースが、聞かれない日はなくなった。

でも、海や川は私が子どもの頃より、格段にきれいになった。

そして、人も変わる。
まだ、捨てたものじゃないと思う。