カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

やるときはやるイタリア人

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翌日は、夜に友人の家に招待されたので、
昼間観光しました。

まず、『国立パスタ博物館』に向かいました。
国立ですよ、国立!! 創立は新しく、ここ10年くらいだったと思いますが、
見所が多いローマでは、観光客少なそうですし。

地図を見、ショーウインドウを見、時々すごい建物に驚きつつ歩く。
丘のてっぺん『クィリナーレ宮殿』に着き、下って博物館を探す。

ローマにはアスファルトの舗装道路もあるが、裏道は石畳の舗装であることが多く、
石と石のあいだに(見ないほうがいい・笑)いろんなものがつまっている。

まあ、ローマらしいというか、雰囲気のある場所でございます。ネコもいたりして。
外にテーブルを出し、赤いギンガムのテーブルクロスを敷き
客を待つばかりのかわいいレストランが並んでいる。


が、なんと、休みじゃーございませんか!?
公営だから、休みは月曜で、オープンは10時なのに
堂々と休んでらっしゃいます。

それに、やっぱりというかなんというか、小さい。
中は大きいのかもしれないけど。

まー、こういうイイカゲンな部分が、らしいっちゃーらしいよね。

実は今回、タクシーに乗っても運転手はおつりをちょろまかさないし、
博物館でもちょろまかされないのだ。
(さすがに、バチカンではないかもしれないけど、フィレンツェのウフッツィはズルしてた。
国立のはずなのに。こちらがずーっと手を出しておつりを待ち続けていると、ようやく返してくれる。
にこにこしながら、あるいはぶすっとしながら)

だから、どうしたイタリア!! これでいいのか!?(笑) って思ってたんだけど・・。


しかたがなく、そこからほど近い『トレビの泉』に向かう。

通りを一歩出ると、いきなり観光客の群れでございます。
おみやげ屋が軒を連ね、『ダビデ』の局部を印刷したトランクスや、
ボッティチェリの『ヴィーナス』の前部分を刷りこんだエプロンがどこにもあって、
誰かに買ってってあげたい気がしました。(人からいやがられる?『いやげもの』でございます。)

あとは、マリオのきのこの「1up」と描かれたTシャツとか・・
キティちゃんグッズも多かったですね。

で、『トレビの泉』でございます。
ここは、『循環式』ではなくて、なんと『かけ流し』でございます。
ローマ時代から泉があったらしいですが、形ができたのはバロック時代(だったと思った (T_T;))

実は、ここ来るのは3度目なのですが、
なんと、水が入っていたのを見るのは初めて!
2度も、工事中だったのでございます。

やはり、水がきれい。
で、また来られるように50円ダマを投げこむ。

少し観光客のいないところまで歩いて、アイスクリームを食べる。
昨日の夕方も、スペイン広場の近くでアイスクリームを食べたが、そこよりちょい
高級感がございました。売り子のおねえさんは、いかにもイタリア人なセクシー美女♪
声もすこし、低くないけどハスキーだったりして。

でも、アイスクリームは、どこもおいしい。
イタリア語がぜんぜんわからなくて、何のアイスか不明だけど(; ;)
マラスキノ酒が少し、香っておりました。

そこを西に、『パンテオン』へ。

パンテオン』は、円形の神殿で、ローマ時代にアウグストスの部下アグリッパが建てたのだが、
その後キリスト教の寺院になり、ラファエロの墓があります。
アグリッパっつーのは、あの美術の時間、たぶんかなりの人がデッサンさせられた??
ちょいハリソン・フォードに似てる、しかめっ面の石膏像のおっさんよ♪

内部はドーム状の屋根で、当時どうつくられたのか、ナゾらしい。
てっぺんに、丸い穴があいていて、そこから光がさしこむの♪

さらに西、『ナボナ広場』に向かう。

途中「紙屋」で買い物をする。イタリアの紙は、やはり歴史があるし♪
他、ベネチアングラスの店など、客を魅了すること甚だし。

チョコレート屋さんのショーウィンドウは、じきに来るイースターのための
タマゴやウサギのディスプレイで、賑わっておりました。

ナボナ広場』は、バロック時代にローマ中を装飾しまくったベルニーニによる
彫像が、迫力の場所でございます。

この近くのピッツェリアで、軽い昼食をとりました。
小さいピザ3枚と飲み物で、5ユーロでございます。

その後ローマ時代の遺跡に向かいますが、トイレのためにカフェへ。
トイレが結構困るんですよね。

で、チョコレート。

が、ホントはミルクでのばすんじゃないのか!?
と言いたくなるくらい濃いぃ、たぶんチョコレート原液。

お兄さんは気さくなイタリア男。
ビスケットもおまけでつけてくれました。

目的のトイレには、便座がございません。
水も、流れませんでした(ごめんなさいm(__)m)。
ラテン圏では、便座はどこもないのね~。

ローマ遺跡群の内、『トライアヌス帝のフォロ(市場らしいよ)』を見る。

とにかく、古うございます。
その遺跡の一部を、「まだ使えるわ~」ってんで
ガラス窓を入れて使っちゃってんだか、ただ古いんだか判然としない部分も
周囲に多々あるんでございます。
そのおぼろげな部分に、イタリア人の明るさというかいー加減さが
表れてるような気も・・。

相方は、やはりシーザーの彫像と、同じポーズで写真を取りまくっております。


そして、『コロッセオ』。

そこから宿まで延々歩きましたが、途中教会があったので
なんとなく入る。『サンタマリア・イン・マッジョーレ教会』。

すると、夕方だったが、折りしもミサの始まる時間。

グレゴリオ聖歌より、もっと単純で素朴な感じの旋律とともに
祈りが始まる。

ビザンチン様式の寺院内、高い天井に壁画や、
夕日の差し込むステンドグラスの色を映した壁を眺め、独特な雰囲気にしばし浸る。

ちょい、得した気分でした。