カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

ダッハウ強制収容所跡

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さて、ドイツのホテルは清潔さ、設備といい、完璧でございます。

朝食も、ホテル案内には『コールドビュッフェ』とありましたが、
ドイツはたいていタマゴもついていたりするから、実はホットなんじゃないかと目論んでいたけど、その通りでした。

チーズ・ハム各数種、シリアルにドライフルーツ、タマゴはスクランブルかゆで卵、ヨーグルトに各種フルーツ、サラダにジュースに飲み物数種ね。
特にパンはライ麦に胚芽パン、カイザーゼンメルらしき白パンなど
どれもすばらしくおいしい! 

本当に、このホテルにしてよかった!
バスタブもついていたし、久しぶりに体を横たえて暖まりました♪
これで4000円は、ホントに申し訳ないくらい・・
(でも先日見てみたら、6月はこれが18000円に跳ね上がるようだ・・恐ろしや
ホテルの値段は、時期によって異なるようですが、この差はいったい?です)

まあ、ドイツは、どのホテルでもそうハズレはないだろうけどね。

さて、今日は相方が仕事の都合で日本へ帰り、ちょい残念。
アウトバーンに乗りたいから、空港へはバスで向かうとな。

我々はナチス強制収容所跡へ出かけます。

いくつか強制収容所跡をネットで調べたのですが、
ダッハウの収容所が一番、交通の便がいいんですよね。
だからミュンヘンを選んだのです。

そして、ダッハウナチスが作った最初の収容所。
もとは国内の思想犯(ナチズムに反対する人々)を収容していて、
他の収容所より犠牲になった人の数が少ないことからも、ここに決めました。

わたしはすでに行っていたので、今回は子どものリクエストでございます。

2人用一日券を買って、ミュンヘン中央駅からSバーン(地下鉄みたいなもんでございます)でダッハウへ。
そこからバスで10分ほど、ただバスが20分に1本なので、
中央駅からだいたい1時間あれば余裕で来てしまいます。

近くは、静かな住宅街でございます。

なんか、昔とかなり様子が違い、これでよかったっけな~って感じでしたが・・
目を閉じて思い返すに、そうそうこんな場所だったと・・。

今回は、信じられないくらいのいい天気。
ドイツでこれだけ晴れていた日が、いったい何日あったでしょう。

前回は、つめたい小雨そぼ降る日でした。
それでまた、すっかり様子が違うように感じられるのでございます。

人の流れに従って、入り口に向かいます。

左手に、囚人を連れてきた鉄道の跡が。
終着駅は、絶望への入り口であったことが、線路跡から無言に語られるのであります。

入り口の鉄門に、「Arbeit Macht Frei(労働は自由にする)」の文字が。

そして中は、広大な敷地。不気味な広さでございます。
まわりを鉄条網がめぐり、各所に監視塔が置かれています。

ただこれが晴れていて、あとからあとから観光客が来ることが、救いです。

私が前回一人で来た時は、他に30人くらいしかいませんでした。

見学者は、ドイツ国内外からの中高生が中心で、学校で来ているのでしょう。
大騒ぎする人はいませんでしたが、腰パンでチャラい子が悪乗りしているのは
世界中どこも同じでした。子どもも
DQNはどこもDQNだね」
と、納得の行った様子。諦めがついたようです。

火葬場は一部あとから再現されたものらしいですが、
元通りに作られているし、場所はそのままです。
写真を撮る高校生がいましたが、いいのか撮っちゃって~!?って感じです。
ガス室とか、入っている人もいましたが、とても入れませんでした。
(ここのガス室は実際には使われなかったようですが、それでも厳しいものがありました。)

聖堂に、白いバラを2本、供えました。

さらに2つ、教会が新しく増えていました。
そのうち1つは、ロシア正教会のものでした。
ロシア人犠牲者のためのようです。

写真は撮る気がしなかったので、駅前のバス乗り場の標識だけ載せます。

さて、ダッハウ駅に戻り、とりあえず食事を。
駅前にパン屋さんがあり、2種類のパニーニとサラダを。
そしてキルシュトルテ(さくらんぼのチョコレートケーキ)を1つ。
野菜が多く、ボリュームはありますが食べやすいです。

隣りがスーパーだったので、入ってみました。
下着売り場に直行。

てのは、子どもにドイツのでっかい下着を見せたかったからなのです。

でも、サイズのでかい下着はありませんでした。ブラジャーがせいぜい100Dです。
これじゃ、フツーじゃん!

以前は、メロンか? スイカか?みたいに
片胸に顔が余裕で入りそうなブラが
いくつもあったのにぃー!!

ショーツも、2人か3人入れるんじゃないか、ってのが
たくさんあったのに。

がっかりして、市庁舎広場に戻りました。

市庁舎近辺は、収容所と比べて、ウソのような華やかさです。
お菓子屋さんのショーウインドウはやはりウサギと卵だらけでしたが、
以前あったようなグミ菓子を売る店は見つかりませんでした。
以前は、入れ歯型のチョコレートや、クモ・ヘビ・ミミズ・ムカデを象ったグミが
所狭しと並び、子どもの口からもタランチュラやムカデがよく飛び出ていたものですが・・。

少し両替し、夕食のおかずを買って帰ります。
今回はスーパーでサラダを買い、デパ地下でシュニッツェル(カツレツ)のサンドウィッチを買いました。(写真)
カツの中の肉があまりに薄く延ばされていて、何の肉かにわかに判断できませんでしたが、
鳥のようでした。カリカリのサクサクで、肉という感じはあまりしませんでしたが、
弟に帰国後聞くと、彼がホームステイしていたドイツ人家庭ではシュニッツエルをよく作っていたそうです。そこのお母さんが肉を伸ばすため叩く音が、よく聞こえていたと。

昨日グーラッシュを買った店の前を通ると、おじさんが手をふってくれました。