久しぶりにやってきました、スカイツリー。
ここからちょっと北に入って
京島を通り、東向島を通って鳩の街へ。
東向島界隈は、小津安二郎『東京物語』の舞台になった場所である。
確か、序盤に駅のホームが映し出された時、見づらかったが
「かねがふち⇔ひきふね」
の文字が見えたように思う。
鐘ヶ淵といえばいまは亡き?カネボウ、鐘ヶ淵紡績が思い浮かぶ。
いまは・・クラシエとかになってしまったんでしたっけ?
『鳩の街』は、旧赤線街である。
今ではそれとわからないが、よく見ればそれなりの風情がある。
最近は一帯がアートで街おこしをしていて、
しゃれたカフェやアートを売る店などができている。
そのうちの一軒、『こぐま』でゲットした手ぬぐい。
カフェ『こぐま』は、もと薬屋だった建物を使っている。
奥のガラス棚に薬が並んでいて、一緒に行った人はこの辺りで働いていたのだが、
その頃のおもかげがあると言っていた。
本棚にぴっしり並べられた古本や石油ストーブが
なつかしく温かみのある空間をつくっている。
その中に、昔持っていたのと同じ本を見つけ、懐かしかった。
イスと机は、学校の教室にあるのと同じものだ。
カフェオレとケーキのセットを。
隣りの人がカレーを食べていたが
カフェめしも期待できそうだ。
ほかにも、アート情報などが手に入る。
ここは行きつけにしたい。
スカイツリーのおかげで迷うことは少なくなりそうだけれど
いつまでも夕暮れとおそうざいの似合う街であって欲しい。