「おまえなんかにわかるわけがない」
先日はああ書いたが、自分も人に対してそう思っている時期があった。
京都の人のように根拠のある自信ではなく
なにも裏づけはなく、自信もなかった。
それは自分にまったくフィットしていない集団の中に身を置いていた頃に始まり、
美術学校に通ううち少し収束していった(まったくなくなったわけではない)。
あまりにも人に受け入れられないと、
世間を恨みたくなるものである。
私は弱いんです(笑)。
でもそれは
自分を一番受け入れられずにいた頃に重なった。
自分をわかっていなくて一番疎外していたから、
人もそういう姿を見せていたのだと思う。
自分を大切にしないと
身のまわりに困難なことがたくさん起きてくる。
25歳くらいまでが一番つらかった。
せっかくの若い時期だが、あの頃に戻りたいとは決して思わない。
でも最近は少しあきらめというか
人の下す評価と自分の価値は違うものだと思うし
自分の表現に、人がどう反応したかについて
全責任を取る必要もない。
そう考えたら少し楽になった。
だれも好きなように考えたらいいし、自分も好きなように表現すればいい。
思考は自由で、感情は事実とは無関係に起こるし、
事実とは人の数だけある。
とりとめなくなったので今日はこのへんで。
(写真はまた出かけた国立の『ロージナ茶房』で
ミートソースとコーヒーのセット。
紅茶は家で美味しく入れられるけど
コーヒーはたいてい外での方がおいしい。)