どうも、音楽の世界には、カーストってヤツが存在するらしい。
私は音楽をやっていたことはないので、いい音楽はいいし、いい演奏はいい、それだけだと思っていたのだが、
クラシックを頂点として、
↓
ジャズ
↓
軽音楽
みたいな構図があるらしい。
確かに娘の学校で吹奏楽部に入っている子のお育ちは、軽音楽部の子よりいい、みたいな感じは概ねあった。
が、同級生に会って高校時代の話を聞くと、彼処では音楽の教師による強烈な差別行為が公然としていたらしく、
音楽選択の人の話をさらに聞くと、
「あの時代は暗黒時代」
と、口を揃える。
門外漢の私としては「馬鹿馬鹿しい」とか思っていたのだが、
案外これは常識的なことらしく、
だから音楽の世界ではあれほどジャンル分けが細かくされているんだなと納得が行った次第である。
さらに先日、クラシックを長くされている方とお知り合いになったのだが、
「美術や文学など他の表現が、音楽と同じ地平に並べられて表現芸術として論じられることに強く抵抗を覚えた」
てなことを言っていて、
何だか大変恐れ入ってしまったのである。
その人は長く私に対しても抵抗を覚えていたようだが、
そういうところにももしかしたら鼻持ちならなさを覚えられていたのかも・・
と思うと、ますますその人から遠ざかりたくなる衝動に駆られるのである(笑)
音楽関係のすべての人がそうだとは言えないが、
かなり西洋的価値観を持ち越して来ているような方々が、時折見られる気がする・・
そうした価値観に疑いを差し挟まず信じ切れる、というところにも、
西洋的・キリスト教的価値観のようなものが感じられる気がして、
ますます恐れ入ってしまう・・
いや、キリスト教がそういう考え方というわけではなく、西洋におけるキリスト教を支持するシステム的、ということなのだが・・
特定宗教を批判しているつもりはなく、
盲信を支える心理を恐れているだけなのだが、
怖い・・(笑)