憩う人々のあふれる多摩川の河川敷でしばしスケッチした。
多摩川駅から丸子橋を渡ったので汗は少しかいたが、暑さは堪え難いほどではなく、まだ虫も多くない。
そこから新丸子に出て武蔵小杉まで歩いた。
(新丸子東口商店街・喫茶店まりもから)
幼少から社会人になるまで23年間暮らした界隈だった。
懐かしい店も残っていたが、ほとんどは別の店やマンションなどに様変わりしていた。
医大通り商店街の和菓子屋は三軒とも残っているのが面白い。
ドーナツが大好きだった月山ベーカリーは、店だけ残っている様子。
商店街のはずれから、街の様子は一変する。
相変わらず、何処となく暗い。
何かがまだ晴れずに残っている。
日石のアパート群は、駅前のような高層ビル群に変わるようだ。
小杉会館という呼び名こそ残らないが、建物は化粧されただけでそのままのようだ。テナントは入れ替わっている。
そこから外の道を通って横須賀線の武蔵小杉まで歩こうとしたのが間違いだった。
えらい遠回りをして結局綱島街道を伝ってなんとか辿り着いた。
高層マンションのせいで昔の面影は消え失せたかと思っていたが
空気感は変わらない気がした。
ここも変わらない、大三元。