カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

避妊具・リングとペッサリー(その2)

避妊具・リングとペッサリー(その1)より続き


前回、殺精子剤を界面活性剤と書きましたが、合成界面活性剤ですね。



で、感染症を防ぐためにはコンドームが不可欠と思いますが、

パートナーが変化しないなら、リングはわりといい方法ではあると思います。

 
 

何より自分で防御することができるのです。

 

コンドームもこちらがつけてあげればいいかもしれませんが

もし拒否された場合(まあ、そんな奴とはやっちゃダメなんですが)、危険にさらされることになります。

 
 

私はそういうダメ男(今の夫も含めて)を選んでしまうダメ女なので(笑)

どうしても自分で防御する必要がありました。

 
 

まあ、ダメ男だからコンドームをつけない、とも言えず

例えば男性がかなり年配だったりして、中折れしてしまうタイプの方だったら

コンドームがダメ、ということもあるかもしれません。

 

余談ながら女性用コンドームも使ってみましたが

コンドームがもっと膨らんだようなもの、つまりビニール袋みたいなのを女性側に入れる、といった形で

 

どうにも使いにくく、また感触においても男女どちらにとってもコンドームの方がマシじゃないか?と思えるような感じです。

 

あとはピルですが、私が使ったのは中容量ピルで、当時はまだ低用量ピルが認可されていませんでした。

 

飲み始めると、すごく体がむくみ、尿が出にくくなったので、体に合わないということでやめました。

 

余談中の余談ですが、低用量ピルは感染症の蔓延につながるとかいう理由で認可されるまでに気の遠くなるような時間がかかったのに、バイアグラは国会で2~3日で認可され、心底呆れました。国会議員は知的職種などでなく、いかに睾丸でものを考える人種で構成されているか、よくわかる事例ですね(笑)

 

どういった状況にしろ、女性が主導的に避妊できるという方法は必要だと思っています。

 

そう、だからハッキリ言って、ペッサリーがなくなったことは大変残念で

怒りすら覚えました。

 

なぜ女性主導型で女性の体にも優しい避妊具が失われるのか。

 

リングも有効としても、子宮粘膜を傷つけて炎症を起こさせ着床を防ぐわけですから、必ずしも優しい手段ではないわけです。

 

長い期間使えば、相当の負担が重なることになります。

 

確かに、ペッサリーの良さを知りながらそれを宣伝しなかった自分にも責任の一端はあります。

またもっと頻繁に交換に行っていれば、需要が認められて生産につながっていたかもしれません。

 
 

このように、やはり消費者に責任はあるのです。

 

購買は投票であると言う人がいますが、その通りだと思います。

 

社会を作るのは消費者なのですから、考えて消費しなければなりません。

 

ただ安いから、買いやすいからという理由で買うのは、企業に使われる奴隷と変わりありません。

 
 

で、結局消費者はコンドームに軍配を上げたわけです。

 

ほとんどの女性がコンドームを選んでいる、ということになります。

 
 

ペッサリーが生産中止になったと聞いて、誰も女性主導型の避妊をしていないんだ!と早合点した私は怒りを感じてしまったのですが

 

そして、ほとんどの女性が、男性がコンドームをつけるに任せている、怪しからん状況なのだと思ってしまったのですが

 

もしかしたら、

「コンドームつけて」

と女性が頼むと、いや頼まなくても男性が必ずつけてくれる、そんな素晴らしい社会になっているということなのでしょうか?

 

「コンドームなんか知るかぁ!」(笑)というような男性は

いなくなったということなのでしょうか?

 

女性主導で!といきり立つ自分の方が

だめんずしか知らない女、ということで、少数派なのでしょうか。

 
 

と、思ったので、ここでちょっと自分の心にフォーカスしてみました。

 
 

夫はそれまでも

口に出したり、外出ししたりで、あまりきちんと避妊をしてくれる人ではなかったんですね。

 

中出しこそしませんでしたが、私も何も言わなかったんです。

 

これ以上望んじゃいけない、というような考えがありまして

何も言えなかったのです。

 

で、ある日夫は勝手に中出しし、まだ学生だった私は、卒業前に妊娠してしまいました。

 

そのことが怒りとしてずっと残っていたのです。

 

一応結婚して、私自身は仕事も持っていましたが

卒業までは待って欲しいと思っていました。

 

自分自身は望まれない子供で、そのことを親から言われ知っていましたので

自分の子供にはその思いをさせたくないという思いがありました。

 

しかしそのことで、私には悔いが残り、子供に対する後ろめたい気持ちが残ってしまいました。

 

もちろんそんなことは、子供に言うつもりはありません。

 

でも、胎児期のことも記憶には残っていると言われますよね。

 
 

親の心は子供にも反映されると言います。

 
 

またその件で起きた夫への不信感は根強く残り、今の関係にも影を落としています。

 

で、その怒りにしばらく意識を当ててみました。

 

すると、

確かに夫は勝手だったけれど、自分もそれを受け入れたんじゃないか

という考えも湧いてきました。

 

自分も性欲に流されたのです。

 

そもそも、避妊もできない男を選ぶこと自体が間違っている。

 

それで、自分はダメな奴、弱い奴

と責める気持ちもずっとありました。

 

でも、それはしょうがないんじゃないか、という思いも湧いてきました。

自分も流されたのだから、自分も決めていたんだ、と思いました。

 

計画性ばかりがいいのだと思っていましたが

無計画が悪いとばかりは言えません。

 

熱情もたまには大切ですし

そうして多くの命が結ばれたのかもしれません。

 

結局自分の責任で、選択したのだと納得できました。

 

子供には長らく申し訳ないことをしましたが

初めて、自分が子供を心から歓迎できたと感じました。

 

昨年、自分を望んでいなかった両親を認め、自分を認めた時からほぼ1年。

 

ピースが少しずつ正しい位置に戻るのを感じます。

 
 

夫への不信感は諸般あってまだ拭えませんが

 
 

ペッサリーにより喚起された怒りで、デトックスが起こりました。

 
 

で、元の感情が癒えたので、ペッサリーに執着もなくなるかと思いましたが

 
これにはやはり執心していました。
 
 

自分の身を守る必要がある、という前提を掲げていること自体やはり問題ですが

 

とりあえず、いい方法には変わりないからです。

 
 

それで、国内では生産中止でも、海外では代替品がないかと探してみました。