カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

自分の中の女性性の変化と白い服

先月下旬からの流れ.

 

6月9日は満月だった。
この時期会う人は、過去性で縁の深かった人ということをどちらかのブログで読んだが

 
この日しか都合がつかなかったので、この日はまず美容院。
こちらのスタイリストさんとは20年越しのお付き合いになる。
 
そして外苑前に向かい、やはり行き始めてから20年経つ店で食事。
 

この後、初めての場所に向かうのだが、インテリアデザインの事務所で
彫刻の展示を見た。

 
その後なんとなく気が向いたので、ン十年ぶりではあると思うが
ヨウジヤマモトとコムデギャルソンのブティックに入ってみる。
 
ヨウジヤマモトのブラウスは4万円を越えるが、コムデギャルソンは2万円台からある・・
相変わらず(というのは矛盾するようだけれど)の前衛的デザイン。
 
昔、それぞれ一枚だけ持っていた。
 
ヨウジヤマモトのシャツは気に入って着倒してしまい、とうの昔にないが
コムデギャルソンのスカートは今でもあって、一応はける。
 
そこから原宿に向かい、某ショップ(服飾雑貨店)に行く。
 
そこは裏通りにあり、人通りはほとんどない。
 
 
この夏で店を閉めるという知らせを受けて、来月のセール前に馳せ参じた次第。
 
 
この店に来るようになってから、16年が経つ。
 
自分の女性性を支えてくれた店だと思っている。
 
 
こちらのお店には輸入品が多いが、デザインは気が利いていて、コケットリーを感じる。
 
小さくても、そこに哲学と宇宙観が見出せる。
 
行くとたいてい他のお客さんとバッティングすることはなく、この日も私一人で、
 
おまけにお店の人までいなかった。
 
 
でも入り口は開けっ放し(というわけで防犯上、ここでは具体的なお店の特質がわからないよう、情報を制限します)という無防備さ。
 
 
もちろん、近くにいるからこんな状態なのだと思うが、
疑念を抱かせるのもナンなので、外にいることにした。
 
それでも、ただ待っているだけでは気づいてもらえそうもないので
お店の重いドアを何度か開け閉めして、音を出してみた。
 
そこでやっと出てきてくれた。
 
ここに来るのはすごく久しぶりだったが、オーナーは覚えていてくださった。
 
相変わらず外見も内面も洗練された、美しい人だった。
 
原宿の服飾文化の一時代を担っていた、かっこいい人だ。
 
きびきびとして優しくエレガントで、プロ意識を感じる。
 
こういう人になりたかったと思わせるような人なのだ。
 
 

少し足が出てしまったけれど、ここで買い物できたことが本当によかったと
何日経っても思う。

 
一方で、ここが閉まってしまうというのは、時代の流れなのかなとも思う。
 
 
3年前に行きつけの化粧品ブランドがなくなった時と同じ感覚を覚える。
 
どちらも、自分の重要な部分を支えていてくれたお店だった。
 
 
ヨウジヤマモトも一度つぶれて、今もお店を開いてはいるけれど
これからも続きそうではある。
買わないでいて言うのもナンだが、こういう骨のある店に続いて欲しいと思う。
 
 
初めて訪ねたデザイン事務所を除いて、この日訪ねたのは
すべて自分の女性性を支えてくれたお店だった。
 
ヨウジヤマモトもコムデギャルソンも、女性的というのではないかもしれないけれど、
「女性性を守る鎧」とでも言いたくなるようなブランドだ。
 
そういう場所が、私には縁のある場所と言えるのかもしれない。
 
 
そして思えば、自分にとってそれまでの女性性とは、単に「見た目の問題」というものだった気がしなくもない。
 
本当はもっと有機的で多面的なもののはずが、私にはそういったものにしか映らなかったのだ。
 
そう考えると、先のデザイン事務所は、新しい女性性の方向を示しているかもしれない。
 
 
さらに思えば、先月下旬あたりから、また人間関係が動いた感じがあった。
 
 
古いモデルの女性的な関係が崩壊し、縁の切れた人や店があり
一方で男性とも女性ともつかないような人々と縁ができ
親戚の死があり、また別の血縁と面識ができ
 
この2週間で
バタバタと札が入れ替わった。
 
その流れを見ていると、「女性的モデルの入れ替わり」というような気もする。
それに関連して、男性的モデルというものも変わってきた。


先週末、弟からもらった本「黄金町マリア」中の
かつて異国からやってきて黄金町に立っていた女性に示されるのは
古い女性性なのか?
 
対して、コムデギャルソンで応対してくれた中国人と思しき女性店員の服は
白く長くゆるゆるとして、巫女のようだった。
 
 
今月始め、私は夢の中で白い服から別の白い、普通のシャツみたいな服に着替えていたが
着替える前の服に、それは似ていた。
 
さらに9日の店を訪ねるきっかけになったお店を6日に訪ねた際、
入り口近くに、夢の中の服とそっくりな衣装がかけられていてビックリした。
 
 
そういえば何ヶ月か前、白い教室のような場所で6~7人くらいの女性が手を取り合って輪になっているのを夢で見た(自分も輪の中に入っていた)が、
 
その時女性たちが着ていた服にも似ていた。
 
 
つながりがあるような、ないような。


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キーワード: 女性性 男性性 ファッション